ミニマリストの読書生活

ミニマリストを目指すアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

【上映中】音を立てたら即死!「クワイエット・プレイス」の感想&ネタバレ


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昨日は月始め。ということはファーストデイ割引!

ということで、ずーっと気になっていた「クワイエット・プレイス」を観てきました!

 

仕事終わりに日本橋のTOHOシネマズで見たんだけど、なかなかの入り具合。

後ろの女の子3人組が直前までベラベラ話してて少し不安だったんだけど、始まったらだーれも一言も発さない緊張感。

 

登場人物といっしょに息を殺し、登場人物の行動にイライラして(笑)、疲れ果てた95分間でした。それだけ入り込んでたんだなーと満足満足!

 

作品概要

クワイエット・プレイス(米国、2018)
原題:A Quiet Place

 

時は2020年。“何か”が起こってから約3カ月。荒廃し静まり返った街の日用雑貨店で、アボット一家は音を立てないように、息を殺し足音を忍ばせながら、日用品を調達していた。そんな中、あまり状況を理解していない二男のボー(Cade Woodward)はひとり走り回り、音の出るロケットのおもちゃに手を伸ばす。父リー(John Krasinski)が優しく注意しおもちゃを取り上げ、一家は店を出るが、長女リーガン(Millicent Simmonds)が内緒でボーにおもちゃを渡してしまい―

 

 

スタッフ概要

監督:John Krasinski(米国、1979/10/20~)
本作では父親のリー役も演じている。テレビシリーズ“The Office”(2005~’13)のジム・ハルパート役で人気を博す。近年では、Amazon配給の“Jack Ryan”で主演と製作総指揮を務める。俳優や声優として多くの作品に出演すると同時に、映画監督として“Brief Interviews with Hideous Men”(2009)、“Promised Land”(2012)、“The Hollars”(最高の家族の見つけ方、2016)を手掛けている。


本作の母親エヴリン役のEmily Bluntとは、実生活でも夫婦である。

本作以前はコメディ作品に多く出演していたため、本作の話が来たときには「自分はホラー俳優ではない」と戸惑ったが、アイデアに夢中になってしまったこと、そしてホラーに詳しくなかったことで逆に、恐怖に遭遇した家族の物語を描けたことを、インタビューで語っている。

 

脚本:John Krasinski, Bryan Woods, Scott Beck
製作:Michael Bay, Andrew Form, Brad Fuller

 

本作では「静寂」が重要なファクターになっているんだけど、製作のMicheal Bayはトランスフォーマーのプロデューサーであり、音響にもトランスフォーマーゴジラの音響を担当した人をつけているという。いつも派手なアクションシーンの爆発音を作っている人たちが本作の静けさや細かい音を作り上げたと思うと、なかなか興味深いですね。

 

〈★★★★☆〉ご都合主義的な部分への?を除けば、スリル満点のサバイバルホラー

本編を見る前に仕入れた情報は特報のみ。「音を立てたら何かが殺しに来るという場所に、家族が住んでるらしい」「しかもママが出産間近?!」という、超基本的な情報のみで臨みました。

 

「なぜこの場所から逃げないのか?」

「どのくらいの期間この状態なのか?」

「この家族だけが狙われてるのか?」

「どの程度の音なら大丈夫なのか?」

 

いろんな疑問を抱きながら見始めたところ、冒頭部分でほぼ全ての事情が飲み込めました。

 

※この先ネタバレありです※

 

 

 

状況が分かると同時に、まず「靴履いてもよくない?」という疑問が生まれた(笑)

危ないじゃんね、裸足って…あの足音が平気なら、靴音でも大差ないんじゃ。

何か踏んだときに声が出ちゃうほうがヤバいと思うんだけどなぁ…まぁ、心許なさの演出なんだろうなぁ。

 

あと、冒頭で「何か」が初めて姿を見せるシーンとか、ママの足が痛い!ってなるシーンとか、水があぁちょっと…ってなるシーンとか。

1年以上生き残ってる数少ない家族にしては、ちょっと注意力なさすぎでは…?ってシーンがちらほらある。そしてそれがトリガーになって話が展開するんで、途中からちょっと冷静になってしまった。

まあねぇ…疲れてるんですと言われればそれまでだけど…

 

両親に賢いと思われている長女リーガンの賢さもあまり感じられず、最後に繋げるための設定とはいえ、ちょっとなぁ…という感じだった。

頼りなさげな長男マーカス(Noah Jupe)のほうが、ある意味状況を分かっていて(かなりビビってはいるけど)賢いように見えた。

 

そんな感じでご都合主義っぽい箇所が散見されるんで、ホラー慣れしてると途中でテンションが下がるかもしれないです。

感動シーンと言われている場面も、わたしは何だかなぁという気持ちだった。あのシーンだけでツッコミどころがいくつか!

 

でもやっぱり、音が立てられないという緊張感は凄まじい。

サバイバルホラーの定番だけど、全編にわたって音を立てちゃダメというのは、思ってた以上にこっちも緊張する!

 

やっぱり体はビクっとしてるわけだし、ラストはやったれー!って気分になるし、映画館が明るくなったら深いため息出るし、概ね満足!

 

ホラー慣れしてる人は、ホラー慣れしてない知人を言いくるめて一緒に見に行くと、無垢な気持ちを取り戻せるかもしれません(笑)

 

 

たたみ掛けるどんでん返し!綾辻行人の館シリーズ第3作目「迷路館の殺人」


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前作の水車館といっしょに買った迷路館。

館シリーズでもかなり評価の高い作品なので、わっくわっくで読みました!

 

 

作品概要

迷路館の殺人<新装改訂版>(講談社文庫、2009)
※1988年発行の同名作品を全面改訂したもの。

 

今回の舞台は、探偵小説の大御所・宮垣葉太郎を主とする迷路館。執筆だけでなく若手の育成にも熱心だった宮垣だが、体調の悪化を理由に、山中に建てた迷路館に引っ込んでしまっていた。
そんな中、宮垣は「自身の還暦パーティを開く」ということで、目をかけていた若手4人を含む8人を迷路館に招待した。館のホールで主の登場を待つ8人であったが、宮垣の秘書の発言で事態は一変する―

 

著者概要

綾辻行人(あやつじ ゆきと、1960/12/23~ )
十角館の殺人(1987)、時計館の殺人(1992)、暗黒館の殺人(2005)、Another(2010)など。

1979年、京都大学に入学、推理小説研究会に所属した。この研究会には、のちに作家となる我孫子武丸法月綸太郎も所属している。
京都大学大学院教育学研究科に進学後、’87年には在学中に「十角館の殺人」で鮮烈デビュー。「新本格ミステリ」とよばれるジャンルの第一人者となった。’92年に「時計館の殺人」で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。
叙述トリックやどんでん返しが得意。ホラー小説「Another」は、アニメ化や実写化もされている。

 

どん!どん!どん!どんでん返し!ミステリーの宝石箱や~(寒)

ここまでギッシリミッチリなミステリーがあるんだろうか!というぐらいのてんこ盛り。
ミステリー好きなら「これを出すか」「これも出すのか」「むむむ、これも⁈」と、謎解き欲にどんどん火が付く展開。つまり、ミステリー好きには超おすすめ!あなたのアヤツジストになっちゃうよ!って感じの必読書だと思う。

綾辻氏自身も、改訂版のあとがきで「何とも無邪気に軽やかに遊んでいる」と評するくらい、ほんとうにミステリーが好きで楽しい!という雰囲気に満ちた、幸せな作品だった。

すっかり“名探偵”となった島田潔も、相変わらず元気にマイペースに謎解きしております。
改訂版解説の前川淳氏の折り紙も要チェック!

 

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AnotherエピソードS(2013)
Another上巻(2009)
Another下巻(2009)
水車館の殺人(1988/2008)
十角館の殺人(1987/2007)  

ゴ○○へのオマージュ「クローバーフィールド/HAKAISHA」映画の感想&ネタバレ

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いやはや、3連休いいですね。2連続で3連休って、もはや労働意欲を削ぎに来てますよね。もともと削がれるほど無いけど。
むしろ週3日休みを通常にしてほしい。というか、週4日休みで自由に休日が選べたら、かろうじて前向きに働けるのではないか…

 

何はともあれ3連休のおかげで、普段選ばないタイプのこんな面白い映画を見つけられました!

 

作品概要

クローバーフィールド/HAKAISHA」(アメリカ、2008)
原題:Cloverfield

場所はニューヨーク。主人公ロブ(Michael Stahl-David)の日本栄転を祝うパーティの最中、大きな揺れが生じる。ニュースでは、自由の女神のあるリバティ島近くでタンカーが転覆したと報じられている。ビルの屋上に出て確認してみると、今まさに、ニューヨークの街並みが炎に包まれようとしていて―


スタッフ概要

監督:Matt Reeves(1966/4/27~)
"The Pallbearer"(ハッピィブルー、1996)、"Dawn of the Planet of the Apes"(猿の惑星: 新世紀、2014)、"War for the Planet of the Apes"(猿の惑星: 聖戦記、2017)など。
クローバーフィールドシリーズでは、製作総指揮を務めている。

 

脚本家:Drew Goddard(1975/2/26~)
ドラマ"LOST"シリーズ、"The Martian"(オデッセイ、2015)など。

 

製作:J.J. Abrams, Bryan Burk


ゴジラ×ブレアウィッチ(バイオハザードちょい足し?)=普通に楽しめるパニック映画

実はこの映画を観る前に園子温の「恋の罪」を観まして、さらに謎の頭痛に襲われていたのもあり、一緒に見てた友人に「何も考えずに見られそうな映画を探してくれ」と頼んだところ、この映画が選ばれたという…
要するに、「考えないならパニック映画」て感じで、あまり期待せずに選びました。すみません。

 

予想を上回る面白さだったよ!!!

 

イメージとしては、ゴジラから逃げ惑う一般市民目線のブレアウィッチ。
ちょこっとバイオハザードっぽい要素もあるけど、あくまで一般人目線だから真相追及はされず(逃げるだけで精いっぱい)、一体どうしてこうなっちゃったの?!と興味をそそる。
とにかく単純に楽しめるパニック映画だった。これは映画館で見たら、大迫力で最高だっただろうなぁ。

 

製作のJ.J. Abramsはスタートレックやミッション・インポッシブルの製作で有名な人らしい。来日したときに「日本のゴジラみたいな怪獣映画を作りたい!」と思い立って、この映画を作ったとのこと。
TIMEでのインタビューでは、「子どもの頃怪獣映画を見て感じたスリルを与えたかった」「怪獣映画を新鮮なものにするために、疑似ドキュメンタリーを用いた」と話している。

 

ニューヨークが攻撃されて破壊されるとなると、おのずと9.11のことが頭に浮かんでしまう(実際批判はあったらしい)。しかし、鑑賞中はそれを忘れてしまうくらいのカタルシスを作りたかった、というエイブラムス。
9.11を体験していないわたしが言うのもアレだけど、エンターテイメント作品としてかなり楽しませてもらいました!

 

ただ、この謎の怪獣がまっっったく可愛くなくて、何の愛着も湧かない(笑)たぶんネズミがモチーフだと思うんだけど、動きも気持ち悪いし嫌悪感しかない…
アメリカ人にはこのネズミ怪獣は愛らしいのか?ミッキーもネズミだし、トムとジェリーとか…アメリカ人ってネズミ好きなの?まぁネズミは可愛いけど…

それとも、「怪獣に愛着をもつ」という感覚はないのかしら。アメリカ映画って悪は徹底的に悪だからなぁ。

 

でも実際ゴジラが出現したら、ただの気持ち悪いにっくき生き物になるんだろうし。そう思うと、この映画は、「何だかよく分からない怪獣が出た!死ぬ!超怖い!」がシンプルに前面に出てたのが、面白さの理由かもしれない。

 

関連作品として、「10 クローバーフィールド・レーン」(2016)と「クローバーフィールドパラドックス」(2018、Netflix配信)も製作されたとのこと。

 

あのネズミ怪獣の正体が分かるかも…?

 

綾辻行人の館シリーズ第2作目「水車館の殺人」には、あの人が再登場!


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秋雨前線が活発になり、だいぶ秋らしくなってまいりました。いちばん好きな季節到来!

 

読書の秋だし…というわけでもなく、仕事の疲れを癒すため、いつものように丸善へぶらり。紙の本ならやっぱりミステリーでしょ、とズラーッと並ぶ文庫を物色。
そしてやっぱり、ミステリーと言えば綾辻さんの館シリーズ!ですよね!

 

作品概要

水車館の殺人<新装改訂版>(講談社文庫、2008)
※1988年発行の同名作品を修正したもの

 

人里離れた場所に建てられた「水車館」。奇妙な白い仮面をつけた車椅子の当主・藤沼紀一は、他人との関わりを避けるように、一回り以上歳の離れた美しい幼妻・由里絵と館にこもって生活している。そんな館を他人が訪れるのは、紀一の父である幻想画家・藤沼一成の作品を目当てに、年に一度4人の男たちが泊まりに来るときだけ。
1985年、4人の男たちが泊まりに来たその日、館で惨劇が起こる。多くの謎を残しながらも、事件はいちおうの決着を見せた。しかし翌年、恐怖の影が再び館を覆い始め―

 

作者概要

綾辻行人(あやつじ ゆきと、1960/12/23~ )
十角館の殺人(1987)、時計館の殺人(1992)、暗黒館の殺人(2005)、Another(2010)など。

 

1979年、京都大学に入学、推理小説研究会に所属した。この研究会には、のちに作家となる我孫子武丸法月綸太郎も所属している。
京都大学大学院教育学研究科に進学後、’87年には在学中に「十角館の殺人」で鮮烈デビュー。「新本格ミステリ」とよばれるジャンルの第一人者となった。’92年に「時計館の殺人」で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。
叙述トリックやどんでん返しが得意。ホラー小説「Another」は、アニメ化や実写化もされている。

 

またも”中村青司”作の館で起こる惨劇。島田潔の再登場に歓喜

前情報ゼロで読み始めた本作。
館シリーズ1作目の「十角館の殺人」を読んだもの7年前ということで(歳とったなぁ…)、つながりがあるとは予測してなかったんだけども…

 

「中村青司」、「島田潔」という名前にわたしの記憶細胞がピピっと活性化。
聞いたことあるような…いや絶対に聞いたことあるこの名前…十角館に出てきたよね!!と思い出し、一気にテンションが上がった。シリーズものには決まった探偵役が必要ですよねぇ。

水車館を読むなら、その前に十角館を読んだ方が、断然おもしろいと思う。

 

館シリーズの醍醐味であるトリックは、というと。

 

前作は推理せずに読み進めたんだけど、今回は自分でトリックを暴いてみようとチャレンジ。
王道の展開で、「ふふん、これは間違いなくこういうトリックだわ」と途中まではクリア。しかし最後の一手が決まらない…

 

結局、「そうきたかー!」と膝を打つことになったのでした。負けました。

館シリーズなんだってことを忘れちゃダメ、絶対。

 


怪しい館で起こる奇怪な事件と、どんでん返しの謎解き。ぜひお試しあれ~。

 

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Another上巻(2009)
Another下巻(2009)
十角館の殺人(1987)

瀬戸内寂聴の出家前の作品「夏の終り」映画の感想

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金曜日に休みをとり4連休!満喫するぞ!と思っていたら、最終日に微妙な体調不良に襲われた。寝込むほどではないけど、外出を楽しむ力は出ない。ショーック。

仕方ないから映画でも観るか、とHuluをチェックしたら、やたら艶っぽい表情の満島ひかりが目に留まった。
あぁこの映画、公開当初にちょっと気になってたやつだ。と思い出し、題名も今にぴったりだから、という理由でこれを観ることにした。

 

作品概要

「夏の終り」(2013)
原作:夏の終り(瀬戸内寂聴、1963)
瀬戸内寂聴が出家前に発表した同名小説の2度目の映画化。寂聴自身の経験がもとになっている。

 

主人公の相澤知子(満島ひかり)は、スランプに悩む年上の作家・小杉慎吾(小林薫)との関係を長年続けている。慎吾には妻子があり、家族の住む家と知子の家とを半々で行き来しているが、知子も妻もそれを了承している。
ある日、昔の恋人・木下涼太(綾野剛)が知子を訪ねてくる。かつて知子は、夫と子を捨て、涼太と駆け落ちしたのだった。慎吾との生活に少しの寂しさを感じた知子は、再び涼太と関係をもち…

 

監督・脚本家概要

・監督:熊切和嘉(1974/9/1~)
鬼畜大宴会(1998)、海炭市叙景(2010)、私の男(2014)など。
「鬼畜大宴会」では、第28回タオルミナ国際映画祭グランプリなどを受賞。「私の男」では、第36回モスクワ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞した。

 

・脚本家:宇治田隆史(1975/2/2~)
アンテナ(2003)、ノン子36歳(家事手伝い)(2008)、海炭市叙景(2010)、私の男(2014)など。
「ノン子~」では、2008年度日本映画ベストテンで1位を獲得。「海炭市叙景」では、第23回東京国際映画祭コンペティション、第12回シネマニラ国際映画祭グランプリなど。「私の男」では、第36回モスクワ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞。

 

顔の筋まで駆使して激情の女・知子を演じる満島ひかり

満島ひかり、いいですねー。
おでこの筋にまで感情が滲み出ていて、感情の強い知子という女性にピッタリだったと思う。涼太とのカフェのシーン、ぜひ知子の表情筋に注目してほしい!

 

瀬戸内寂聴の小説が1963年なので、時代設定としては終戦から20年弱か、それより少し前くらいなのかな。その時代にしては、知子はかなり「自分に正直に生きる」女性だったのではと思う。

 

感情を爆発させる知子には、「本心なんだから仕方ないじゃない!」とか「幸せになりたいんだから仕方ないじゃない!」という本音が見える。良くも悪くも、自分の思いにウソをつけない。

こういう激情型の女性をどう思うかで、この映画の好き嫌いは分かれるかもしれない。
ちなみにわたしは、夫にビンタされた後に地団駄を踏んだのを見て、知子を好きになった(笑)


男性陣もいい味出してるし、映像もキレイで、恋愛映画に苦手意識のあるわたしでもそこそこ楽しめた。


夏の終りにゆるりとどうぞ。

故さくらももこの頭の中を覗けるエッセー&対談集


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2018年8月15日。

終戦記念日のこの日、さくらももこ氏が天国へ旅立った。

 

悲しすぎるーー!!!

 

代表作「ちびまる子ちゃん」は、「クレヨンしんちゃん」と共にわたしの笑いの基礎を形成した漫画だ。名作「コジコジ」で、わたしのシュール好きは決定的なものになった。

小さい頃からあまり漫画は読まなかったけど、さくらももこは特別だった。何度も読んで何度も笑って、たまにうるっときた。

 

早すぎるよなぁ。もっと作品を出してほしかった。

そして、このエッセーを読んで、彼女が誰よりもまだまだ作品を出したかったんじゃないかな、と思った。

 

作品概要

「ツチケンモモコラーゲン」(集英社、2001)

著者:さくらももこ土屋賢二

 

言わずと知れた人気漫画家さくらももこと、言わずと知れた変人哲学家(お茶の水女子大学名誉教授)土屋賢二

正反対の性格ながら相性バッチリのふたりが織りなす、ゆるシュールの世界を味わえる対談&エッセー集。

 

著者概要

さくらももこ(1965/5/8〜2018/8/15):漫画家、エッセイスト。「ちびまる子ちゃん」、「コジコジ」、「もものかんづめ」、「さるのこしかけ」など。

土屋賢二(1944/11/26〜):

哲学者、エッセイスト、お茶の水女子大学名誉教授。「ツチヤの口車」、「妻と罰」、「ツチヤの貧格」など。

 

正反対の変人の対比により、ふたりのおかしさが鮮やかに浮かび上がる

 

ツチヤ さくらさんは離婚なさって、本当に良かったってみんなの評判ですが(笑)。

ももこ そうですか。そりゃ評判通りです(笑)。

冒頭がコレ。面白くないわけがない(笑)

 

この本を読んで驚いたのが、さくらももこのプロ意識がすごく高いということ(失礼)。それを引き出してるのが、土屋氏のダメっぷりだと思う。そして、土屋氏のダメっぷりを引き出しているのが、さくらももこのズバっと振りである。

 

こうするとさくらももこが真人間のように感じるけど、やっぱり「ちびまる子ちゃん」本人ということで、正当な真人間ではなかった。

常々「自分はこうするんだ」という選択に自信をもっている、という点で、ズバッとだらしなかったり、ズバッとしっかり者だったりする。

 

これに対して、土屋氏は常に「これでいいんだろうか」と思い悩みながらダラダラしているとのこと。これを徹底しているという意味では、土屋氏もズバッとしているんだけど(笑)

 

対談では、単独エッセーでは出てこない著者の一面が出てきて面白い。

さくらももこってこういう人だったんだなぁと思いながら、ちびまる子ちゃんコジコジを読み直すと、また面白そう。(個人的には「永沢君」も名作。)

 

ありがとう、さようなら、さくらももこさん。

 

★他のさくらももこに関する記事★
ちびしかくちゃん(2017)
さるのこしかけ(1992)
もものかんづめ(1991)

 

★他の土屋賢二に関する記事★
われ笑う、ゆえにわれあり(1994)

超おもしろい擬人化アニメ!はたらく細胞は漫画もオススメ!


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やっと涼しくなってきて、俄然元気になってきた。わたしの細胞ちゃんたちが喜んでいるのを感じる!

 

ということで、巷で話題の「はたらく細胞」。すっかりハマってしまった。

 

小さい頃から、「人間といるより動物といるほうが好き。なんなら植物に囲まれて独りでいるほうがマシ」という、生き物大好き!なわたし。小学3年生くらいから、組織や細胞にまで興味の幅が広がった。
高校は国際教養科だったのに、「大学で勉強するなら生物に決まってる!」とまさかの理転。一浪したものの、無事に大学でバイオテクノロジーを学べることになったのでした。

今は電子・通信系の仕事をするという嘆かわしい状況だけど、生き物愛は変わらず。そんなところに出会った「はたらく細胞」。


わたしたち人間ひとりひとりの体ではたらく細胞たちが擬人化されているなんて!最高すぎる!!(鼻息)

 

作品概要

はたらく細胞(2015〜)

舞台はあなたの体の中、登場人物はあなたの体を作っている1つ1つの細胞たち(約37兆個)。
体中に酸素を運んでくれる赤血球のひとり(ドジっこ)と、体に入ってきた細菌をやっつけてくれる好中球のひとり(クールだけど優しい)をメインに、あなたの体の中で日々何が起こっているのかを笑いあり涙ありで描いたマンガ。

 

著者概要

清水茜:1994年生まれ。2014年に第27回少年シリウス新人賞を受賞(受賞作「細胞の話」)。月刊少年シリウスで「はたらく細胞」を連載中。
作品が生まれた経緯は著者のインタビュー記事をどうぞ。
https://natalie.mu/comic/pp/hatarakusaibou
アニメの情報はこちら。
https://hataraku-saibou.com/

 

単純にめちゃくちゃ面白い。そして自分の体を愛さずにはいられなくなる(笑)

これまで、「細胞?何それ、よく分かんなーい」と無関心を決め込まれ、下手すると「細胞とか組織とかに興味あるなんて気持ち悪い」という視線を投げかけられてきました。
しかーし!そんな変人評価をいとも簡単に覆してくれた「はたらく細胞」!

 

「細胞ってこんなに種類あるんだ、面白いなー」
「体ってこんなに頑張ってるんだ、大事にしないと」

 

なんてセリフを聞ける日が来るなんて…感無量…
難しいことは考えず、こんなドラマが今日も自分の体で繰り広げられてるんだ!と感じてもらいたい。

 

オススメは1巻の「インフルエンザ」と、4巻の「出血性ショック」。
特に出血性ショックは、血液の大事さを痛感する大作になっている。

 

こんな人にオススメ

・生き物が好き、興味がある
・知的好奇心が高い
・単純に面白いマンガを読みたい
・生物の勉強に行き詰っている学生さん(笑)