ミニマリストの読書生活

ミニマリストを目指すアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

さるのこしかけ(さくらももこ、1992)

 

さるのこしかけ (集英社文庫)

さるのこしかけ (集英社文庫)

 

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?月末ですね。

 

5月は、とりあえず好きなこと、興味をもったことをやってみることにした。

何より岸見先生にお会いできたし、HUNTER×HUNTERが超絶おもしろいことにも気付けたし(だいぶ遅い)、引越しも決まったし、髪も切ったし、プライベートはだいぶ回復したと思う。

 

5月最後は、さくらももこのエッセーでゆるりと締めました。

 

本作は、あの言わずと知れた名著「もものかんづめ」の続編みたいな感じ。

漫画家として大成功をおさめたあとの体験談が多く、日常の話が多かった前作とはちょっと雰囲気がちがう。

 

ちょっと意外だったのは、著名人と対談するんだな〜というところ。

というのも、今まで作品の中でしか「さくらももこ」を認識してなかったもので、頭の中ではフィクションの人になっていたらしい。

ポール・マッカートニー遠藤周作に会ったというエピソードを読んで、「あ、さくらももこって会える人なんだ」と、変な感動を覚えた(笑)

 

実在する人間と思って読むと、さくらももこの体験談はなかなか凄みがある。

こんなにドジな人が本当にいるんだ…と思うと、世の中いろんな人がいるなぁと、周りの人にも(少しだけ)興味が湧いたりする。

 

エッセーっていうのは、人間の多様性を知るのにもってこいの本なんだな、ということを知った5月でした。

【番外編】岸見一郎先生のイベントに参加!


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 皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

 

わたしは昨日、岸見一郎先生のイベントに参加してきました!

 

岸見先生といえば、言わずと知れた「嫌われる勇気」の著者で、日本ではアドラー心理学の第一人者ですね。

 

この本を読んで体に電気が走ってから4年間、色んなことを試して失敗したり落ち込んだり喜んだり、ほんとに色々あった。(過去記事はこちら)。

「納得しなければテコでも動かない」と自他共に認めるわたしの行動に、こんなに影響を与えた本は未だかつてないですね。

 

ということで、幻冬舎から岸見先生の新著が出る!ということでネットで検索してみたところ、スンバらしいイベントが開催されるということで、即ポチってしまいました。

 

成功ではなく、幸福について語ろう (幻冬舎単行本)

成功ではなく、幸福について語ろう (幻冬舎単行本)

 

 

 

幻冬舎主催で、40名限定。申込み後に自分の悩みを送信すると、岸見先生がその相談に答えてくれるという!なんということでしょう!

 

2時間という短い時間で、40人の様々な質問に全部答えてくださった岸見先生。

「過去を捨てる」「課題を分離する」「共同体に貢献する」という基本が、難しいけどやっぱり大事なんだということが、実践レベルで理解できた。

 

アドラー自身、個人心理学を実践の心理学とし、少人数でのセッションやカウンセリングをたくさん行なっていたらしい。

実践しないなら、「過去の体験が今のあなたを決めている」という原因論と何も変わらないんだよね。実生活の悩みを解決するために、きちんと活用してこそのアドラー心理学

 

しかーし

 

岸見先生が「強さ」という言葉を頻繁に使っていたので、質問タイムに「強さとはどういうことですか」と質問してみたところ(直接お話できて鼻血出るかと思った)、目からウロコのお話が。

 

なんと、

 

世間では、「アドラー心理学強者しか実践できない心理学で、マッチョすぎる」と言われている、らしい。

 

そうだったのかー!

 

どうりで、嫌われる勇気を読んだあとに「アドラー心理学、実践してみる!」という人があまりいないわけだ…

感動しただけで実践しないなら無意味じゃん、と友人に言い放ってしまったこともあるけど、そういえば「勇気がいる」って書いてあるし…ごめんよ…(おい)

 

岸見先生は、「既に嫌われることを気にしてない人よりは(わたしのことか)、周りの期待に応えよう、周りの人に好かれたいと、自分を押し殺してしまう人に読んでほしい」とおっしゃってました。

 

アドラー心理学には、勇気付けや存在承認など、ソフトな部分もあるので!

「そうは言っても嫌われるのが怖い…」という人もソフトなところから実践してみましょう!

 

岸見先生は、ユーモアもあって、優しさも厳しさもあり、直接お話を聞けてほんとに良かった。

これからも、会いたい人にはどんどん会いに行こう!

わたしのウチには、なんにもない。(ゆるりまい、2014)

 

 

https://honto.jp/netstore/pd-book_25529187.html

 

「捨てたい病」ミニマリストが生まれるまでの、みんなにとって大切なお話。

 

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 

わたしは引越しの準備でアタマがいっぱいです!

何を捨てるか、何が必要か。少しでもスッキリとした部屋を作るために、毎日ゴミ袋を片手に断捨離しております。

 

わたしも捨てるときは楽しくて仕方ない状態になるけど、もはや病気の域に達しているのがゆるりまいさん。

 

ミニマリスト関連の記事でよく取り上げられているんで、どういう家に住んでるのかは知っていました。

 

とにかく、モデルルームみたい!

 

持っているものもお洒落で良質だし、にゃんこが伸び伸びしていて、ほんとに素敵です。感動しちゃう🐱

 

この本(マンガ)を読むと、ゆるりまいさんがなぜ捨てたい病にかかり、どうやって今の素敵ホームを得るに至ったのか、ストーリーで知ることができる。

 

ゆるりまいさんが徹底的に「なんにもないウチ」を目指し始めたのは、関東大震災がきっかけ。

 

汚屋敷だった実家では、頭上から物が落ちてくる中でおばあさんが身動き取れなくなってしまったり、愛猫が恐怖でがれきの中に隠れてしまったり…「物が凶器になる」ことを痛感したらしい。

 

想像してみると、わたしの実家もやたらに物が多い。東京直下で大地震が起こったら、どれだけの物が落ちてくるんだろう…と寒気がした。

 

ゆるりまいさんの素晴らしいところは、本当の意味で「必要なものはきちんとある」というところ。

猫を含む家族を守るために、避難用品はバッチリ用意してある。日用品は最低限でも、お気に入りの逸品を大事に使う。

 

ミニマリストの鑑ですね…避難用品は完全に失念してました…

 

ムダはとことん省きつつ、安全と心の安らぎは大事にしたいな!と思った。くつろぐためのおウチだもんね。

そして実家の断捨離にもチャレンジしたい!

 

犬神家の一族(横溝正史、1972)

 

犬神家の一族 金田一耕助ファイル 5 (角川文庫)

犬神家の一族 金田一耕助ファイル 5 (角川文庫)

 

 https://honto.jp/netstore/pd-book_01479917.html

 

金田一少年のじっちゃんと初対面★

こんにちは。皆さんいかがお過ごしですか?

わたしは心のエネルギーを補充すべく、とりあえずストレスを感じないことをするようにしてます。まぁ仕事自体が凄まじいストレスなので、根本的な解決のためには早く転職しないとですが…

 

ということで、今回は大好きな金田一少年のじっちゃん、金田一耕助に初挑戦!きゃー!

 

思えば小学生の頃からこんなに「金田一少年の事件簿」を好きなのに、どうして金田一耕助を読んだことがなかったのか、とても不思議。

横溝正史という名前に、子どもでは手に負えなさそうな何かを感じていたのかも。

 

話はシンプル。

犬神家の当主が死に、理解し難い遺言状が発表されたことに端を発して、あんなことやこんなことが起こってしまう…というもの。

 

何回もドラマや映画になっているので、不気味なマスクをつけた佐清(スケキヨ)や、湖から両脚が生えているシーンなら知ってる!という人も多いのでは。

 

シンプルだからつまらないか、というと全くそういうことはない。

 

金田一耕助を始めとして、登場人物のキャラがとっても濃い!から、退屈しない。これは良いミステリーにとって超重要な要素だと思う。

 

特に、犬神家の一族がまさしく「全員悪人」と言えるくらい、多様に性格が悪い(笑) 

犬神家の一族が一室に集まって、淡々と秘密や本音を暴露していくだけでも、そこそこ面白くなるんじゃないか…と思ってしまう。

 

それにプラスして、あちこちで小事件やら大事件やら起こるもんだから、飽きることなく最後までワーッと読むことができる。

 

いやぁ、名作ですなぁ。

 

金田一耕助シリーズでは第5作目ということで(知らなかった)、第1作の八つ墓村も早く読みたいな!

 

 

最適な財布を見つける旅・完結編

皆さん、いかがお過ごしですか?

わたしは今、胃腸の絶不調も過ぎ去り(まだ完全ではないけど)、そして急激にご機嫌モードに入っております。

 

なぜなら、引越しするから!!きゃー!!(何)

 

引越しといえば!断捨離のベストタイミング!きゃー!

 

ということで、ムズムズを抑えきれず早速断捨離です。

まずは、ずーっとしっくりきてなかったお財布。


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 上はAnya Hindmarchの二つ折り。下はVivienne Westwoodの長財布。

 

アニヤの二つ折りはとってもとーっても気に入っていて、飽きっぽいわたしにしてはかなり長く、5年以上使っていました。

今も好きな気持ちは変わりません(何)

 

Vivienneの長財布も、内張りがポップでお洒落で、使いやすいし、触り心地もよくて、愛用してました。

 

どっちも好き。でも何かが違う…。

 

というのも、「身軽になりたい!」という目標には、ちょっとそぐわないんですよねぇ。

バッグを完全に小さくできない…そこだけ少し、でもモヤモヤと気になっていました。

 

そこで、ちょっと立ち止まってみる。

 

なぜ大きい入れ物(財布)が必要になるのか?

それは、中に入れるものの量が多いから!ですよね!

 

ということで、お札+小銭を少なくして、たまに使っているデビットカードをメインにすることにしました。

 

そして、辿り着いた最初形態はこちら!


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左の青いのは、お札とカードを入れるための無印の財布。右のキラキラは、姉からの誕生日プレゼントの小銭入れ。

しめて、990円!わたし史上最も安い財布(笑) 

 

無印のトラベル用ウォレット、一時的に小銭を入れるスペースもあって、とても良い。

小銭で払えるものは小銭入れで済む。

 

ちなみに、無印ウォレットに付いてるキーホルダーは、IDEEで一目惚れした真鍮のライオン様です。青に合ってかわいい( ´∀`)

 

結果的には、「入れるものを減らす」というミニマリストの基本に立ち返ることで、お財布のミニマル化が完了しました。

 

カード払いはちょっと…という人も、色々工夫して考えてみると、新しいアイデアが生まれるかもしれません!

リング(鈴木光司、1991)

 

 https://honto.jp/ebook/pd_25740449.html

 

 「呪いのビデオ」を世に送り出した傑作ホラー原作!

皆さん、いかがお過ごしですか。

 

わたしはもう、五月病真っ盛りでございます。

4月末に最悪な事態が生じ、その後処理でイライラしすぎてわたしのか弱い胃腸が火を吹き、ここ数年でワースト1位の5月です。

 

転職してから数年経つし、引越してから2年経つし、そろそろ環境を変えないとダメだな〜。

刺激を欲しまくってることが、選ぶ本やドラマに如実に表れてしまっている。

 

ということで、大好きな映画「リング」の原作を読んでみました!

改めて、映画はかなり出来が良いんだなぁと感じた。

 

大体の流れは、映画も小説も同じ。

ちがうところは、主人公の浅川が小説では男、映画では女であること。もちろん、小説で浅川と高山が元夫婦とういうことはなく(笑)、大の男2人という若干暑苦しい感じで、なんとか呪いを解こうととゴリゴリに真相に突き進んでいく。

小説では、貞子のうら若き乙女(?)時代や死の真相にまで調査が及んでいる。映画では分量的に2つに分けたんだろうま。謎解き要素をそこそこにしてホラー要素を強める戦略、大成功ですね。

 

よくよく考えたら、これってもう27年も前に出た本なんだよね。媒体はビデオテープだけど、今読んでも全く色褪せない、本当に傑作!

これから更にらせんで科学ミステリーになると思うと、もはや感動的というか、鈴木光司氏の脳みそに敬意を表さずにはいられない。

 

大好きなリングシリーズを生み出してくれた著者に感謝しつつ、早くシリーズ制覇したい!

 

ハサミ男(殊能将之、1999)

 

ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男 (講談社文庫)

 

 https://honto.jp/ebook/pd_25715019.html

 

参りました…

 

ゴールデンウィーク、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

ロマンスカーが54本運休という、箱根に行こうとしてた人も箱根でお客を待ちわびてた人もめちゃくちゃ気の毒なニュースが流れてましたね。

私はそのニュースを実家のリビングで、愛猫を撫でくり回しながら見てました。えぇ、連休に遠出をしたりイベントに足を運ぶタイプではないんです。人混みが苦手なもので。

 

毎年この連休は、家でゴロゴロしながら映画を見るのが常です。今年は、HuluでBONESのシーズン11が解禁になるんで、それにどっぷり浸かる予定です。

 

今は、頭が完全にミステリーに寄ってしまって…だって、こんな完璧な叙述トリックを突き付けられたら、そうなるしかないでしょう?!

 

この衝撃をぶつける相手は殊能さんご本人が最適なんですが、49歳という若さでお亡くなりになったそうで。

殊能さん!!!あんた天才だよ!!!

 

小さい頃からミステリーばっかり読んでいるせいか、ちょっとやそっとのトリックでは中盤で解けてしまうんですが、この本は7割過ぎてもスッキリしない。

なんとなく怪しい人はいるものの、どう落とすのか想像できない。この話、どうやって終るんだ…?

 

そして、突然の急展開。

 

えええええ!!!!!

 

とアワアワしてる間に、結末を迎えました。最後のスピード感何なの。こんなのもう一回読み直すしかないじゃん!

 

少しでも話すとネタバレになりそうで、恐ろしくて何も言えないです。すみません。

日本ミステリーの歴史に残る叙述トリック、ぜひ味わってみてください。