ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

やめてみた。(わたなべぽん、2016)

やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方 (幻冬舎単行本)


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やっぱり断捨離、奥が深いよねぇ。

以前から、「大好きな丸善に潰れてもらっては困る!」と思いながらも、「でも紙の本は増やしたくない、ううぅ…」と涙をのんでKindleを使ってました。あまりAmazon使わないから、特にメリットがないんですよね。

 

どないしよーと考えてみたら、そういやhontoのアカウント持ってたなぁと思い出しまして。というかクーポンのお知らせのメールは来てたんだけど、気に留めずスルーしてたんだよね。

 

もしやクーポン使ったらKindleより安いのでは…?!

 

と思い立って電子書籍ストアをチェックしたら、幻冬舎セールやら何やら…かなり安くなりそう!

 

いちおうKindleの価格もチェックしたら、ほとんどの本が同価格。だったらクーポン使えたほうがいいじゃん!ということで、hontoを復活させました。

丸善のポイントと合算できるから助かる〜うふふ(^^)

 

ということで、幻冬舎セールで気になる本を数冊ゲットしたうちの1冊が、漫画家のわたなべぽんさんの本著です。

どんな人なんだろうとググったら、30kgのダイエットに成功したと出てきてびっくり!

 

ジャンルとしては断捨離に分類されるのかな。マンガだからすごく読みやすくて、1時間かからず楽しく読める。

 

断捨離・ミニマリスト系の本は、断捨離のメソッドを教えたり理念を語っている本が多いけど、この本は「こういうきっかけでこれをやめた」というエピソードだから、全く押し付けがましくない。

 

モノだけじゃなくて色んな思い込みまで「やめられた」というエピソードを読むと、ジーンと来たり、そうそうと深く頷いたり。

自分が無意識にモノに投影している価値観が浮かび上がってきて、改めて「断捨離って奥が深い」と思った。

 

ということで、今回わたしはKindleをやめ、ついでにunlimitedも解約したのでした。

月々980円浮くの、どうしようかな(^^)

 

スマートサイジング(Tammy Strobel, 2012)

スマートサイジング

 

 

幸せは買える。しかも安く!

 

え?遂に拝金主義者になったのかって?

 

唸るのほどの金があって、何を買っても安い!

金で手に入らないものはない!

 

という話では全くない、というか真逆の話なので、ご安心ください。

 

冒頭の言葉は、この本の原題です。

著者のタミーは、紆余曲折を経て、夫のローガンと2人でタイニーハウスに住んでいます。

 

タイニーハウスとは何ぞ、という方!ぜひググってみて!

7人の小人が出てきそうな、めちゃくちゃキュートで、そしてめちゃくちゃ小さい家がたくさん。

タミーは、たまたまタイニーハウスを見たことがきっかけで数年間にわたる断捨離を始め、自身もタイニーハウスに住むに至ったという、ミニマリストの猛者でございます。

 

原題の「安く買える幸せ」というのは、つまり、タイニーハウスのことですね。

お金をかけて豪華な暮らしをすることが「幸せの形」ではないという意味。

 

ミニマリズムや断捨離の本は、どうやってモノを減らすかみたいな実用的なものが多いけど、この本はちょっと趣向がちがう。

ひとりの女性の人生をたどる本という印象が強く、仕事や生活でのイライラ、断捨離の葛藤、価値観の変化、周囲の人々との関わり、ローガンや家族への愛情…タイニーハウスに住むという「一大チャレンジ」のドラマを堪能できた。

 

そんなに大変なことなのかと疑問に感じる人もいるだろう。要らないものを捨てるだけなら、そんなにツラいことはない。

でも、タイニーハウスに住むレベルの断捨離では、今までの価値観では当たり前だったもの、重要だったものも捨てないといけない。タミーとローガンの愛する家は6畳ほどの広さ!そこに生活の全てを収めるのは、並大抵のことではないと思う。

 

今までの価値観を捨てるということは、今までの自分を捨てるということ。

タミーは断捨離を進めるにつれて、生活に必要な物を見極めるに留まらず、自分の人生にとって本当に重要なものを見極め始める。その結果、ストレスフルな仕事を辞め、やり甲斐のある新しい仕事に就き、さらにはその仕事も辞めて物書きになったのだ。

 

人間、こんなにパワフルになれるなんて!!

 

わたしもコツコツと断捨離を進めて、同じ年代の女性と比べればだいぶ身軽なのでは…とは思うけど、まだまだ先は長いなぁと笑ってしまった。わたしの最終目標はホテル暮らし。つまり、トランク1つだからだ。(まぁお金も必要なんですけど、、、)

それでも、タミーのように、本当に幸せだと思える生活を手に入れた先駆者がたくさんいるから、わたしも頑張るぞ!と思える。

 

幸せの形は自分で見極めるもの。幸せは自分の力で手に入れるもの。

 

素晴らしい経験を語ってくれたタミーに大感謝!の本でした。

 

貯められる人は、超シンプル(横山光昭、2016)

貯められる人は、超シンプル

お金を貯めたいなら、お金だけ見ててもダメ。

 

家計再生コンサルタントの横山光昭さんの本です。

 

ミニマリストを目指すようになってから、物が減った。

というのは当たり前なんだけど、物を買う頻度も減った。

 

買うまでにめちゃくちゃ厳選するから、考えてる途中に「別に要らないか」と落ち着くことが多いし、選び抜いたものを買うから、簡単に買い替えようと思わない。

 

モノを増やすということに敏感になるにつれて、何にお金を遣うかにも敏感になってきた。

 

考えてみれば、物を増やす=お金を使う、なわけで、物が多い人はそれだけたくさんお金を払っているのだ。

 

この本は単なる節約推奨本ではない。

まずモノに対する考え方を見直そうという、なかなかミニマリスト的な発想の本なのです!

 

ストレス発散で買い物をして、クローゼットがゴチャゴチャになっている人(以前のわたし)

ただの見栄で本を大量に所有している人(以前のわたし)

 

何のために何を持っているのか言えない人って、かなり多いと思う。

でもそれって、何のためにお金を使ったのか言えないのと同じ。お金を管理できないのは当然なんだよね。

 

この本の良いところは、何も難しいことを言っていないところ。

浪費癖のある人にとってはかなりツラい部分もあると思うけど、まず持ってるモノの見直しだけでもすれば、モノを持つストレスから解放されて次に繋がるはず!

 

お金に関するイライラや不安を減らしたい人にはオススメです!

 

 

 

みうらじゅんのゆるゆる映画劇場(みうらじゅん、2015)

みうらじゅんのゆるゆる映画劇場 (文春文庫)

ユルいおじさんはステキ!

ということで、みうらじゅん氏の登場でございます。

 

突然どうした、と思うでしょう。何を隠そう、わたしはみうらじゅん氏のファンです。

 

1、2年前、NHK BSプレミアムの「笑う洋楽展」という番組をたまたま見まして。

何とも言えずシュールな洋楽ビデオを見ながら、共演の安齋肇氏と楽しそうにおしゃべりをするみうら氏。

 

あぁ、なんてユルくて面白いおじさんなんだろう…

 

と、すぐにファンになってしまいました。

テレビでみうら氏を見かけると、「あ!みうらじゅん!」と満面の笑みがこぼれるぐらい好きです。

 

ユルいおじさんといえば高田純次氏もいますね。いいですよね~テキトーな感じ。

 

世の中、サラリーマン生活で頭が凝り固まって鬱々としているおじさんが多いじゃないですか。見ているこっちまで暗い気持ちになる(ヒドイ)。

そういう中で、自分の好きなことを発信しながらお金を稼いでるおじさんは楽しそうで、こちらも肩の力が抜ける。熟成したユルさというのは、人を幸せにします。

 

さて、この本は、雑誌「映画秘宝」の1996~2009年の連載のほとんどを1冊にまとめたものです。

 

「他人の評価を鵜呑みせず、己れも捨ててただ映画に没頭する」「映画にジャンルは問わない」(本書まえがきより引用)というみうら氏。

特撮もの、エロもの、青春もの、涙もの、などなど、あらゆるジャンルの映画が取り上げられています。もはや「映画好き」の域を超えている…

 

大槻ケンヂ氏の映画本も好きだし、この本もすごく面白かった。

というのも、映画や本についての文章って、その人の考え方とか趣味嗜好とか、そのときの精神状態とか、果てはその時代背景まで、かなり反映すると思うんですよね。というと、このブログもめちゃくちゃ恥ずかしいんだけども。

 

この本で言えば、特撮ものに対する熱意を読んで、現代の男の子はそんなに特撮ものに興味あるんだろうかと考えてみたり。頻繁に出てくる童貞エピソードを読んで、やっぱり男の子にとってそこは重大な問題なんだなぁとしみじみしてみたり(なぜ)。

 

そして、エッセー本の最重要ポイントといえる「文章自体の面白さ」ですが、華麗にクリアされています。やっぱり面白いなーテレビであれだけ面白いもんね。

 

ということで、みうらじゅん氏サイコー!と大満足の本でした。

橋を渡る(吉田修一、2016)

橋を渡る

明けましておめでとうございます!

 

「読み初めはなんとなく選んだ本」というここ数年のルールに従って、今年も、実家に高々と積まれた母の本から1冊、なんとなく選んでみました。

 

去年は良くも悪くも追い立てられる日々が続いていて、本も実用書ばっかり読んでたんですよね。まぁ勉強になるし役立つんだけど、読書すら義務みたいになってしまって。

映画にしても音楽にしても美術にしても、現実逃避と言われればそれまでだけど、たまに現実逃避して何が悪いのか!という結論に至った。ストレス溜まって現実生活に支障が出るより良いですよねぇ。

ということで、今年は定期的に現実逃避をしていきたいと思います。ので、更新も増えるはず!

 

で、吉田修一さんの作品は全くの初めてなので、2018年1つめの初体験でした。おもしろかったー。

 名前聞いたことあるなぁと思ったら、「悪人」や「怒り」の作者さんなんですね。めっちゃ有名じゃん。どちらの作品も「落ち込みそう」という理由で、映画すら避けていました。お名前をググって作品名を見たとき、遂に対峙するときが来たか!という感じでした笑

 

「落ち込みそう」というのは、「善人が傷付く系の話なんだろうな」と察知したときに作動する防御壁みたいなものですね。だってイヤじゃん、善い人が傷付くのって。見てるとつらいけど、見て見ぬ振りもできないというか。小説はフィクションで結末も決まってるから、傍観者になるしかないってのももどかしいし(一体何がしたいんだ)。

 

今回の「橋を渡る」も、例に漏れず、なんだか善人が傷付きそうな雰囲気というか、人に平気で害を及ぼしそうな人が出てきて、うわーイヤだなーって思いながら仕方なく読み進めました(失礼極まりない)。

でもよくよく読んでると、誰かが極端に善いわけでも悪いわけでもない。そこがすごく現実的で、思いのほか淡々と登場人物のストーリーを読み進めることができた。

 

春夏秋の3つのストーリーが絶妙に絡み、どういうオチになるんだろうなぁと冬の章に入ると、かなり突拍子もない展開。唖然としながら読んでいくと、全てのストーリーが繋がり、思いもしない方向で人間の勇気と決断と良心を見せつけられることになる。不覚にも胸がカァっと熱くなった。

 

大小様々なスケールで、生命の重さを問いかけてくる作品だった。いやはや、新年早々良い読書でした!

 

残酷すぎる成功法則(Eric Barker, 2017)

残酷すぎる成功法則

胡散臭いタイトルですねぇ笑

 

「残酷すぎる成功法則」なんてタイトルは日本の出版社が付けたもので、英題はBarking Up the Wrong Tree(間違った木に向かって吠えている)です。無意味なことをしているっていうニュアンスかな。

 

ここで言う「間違った木」は、根拠のない成功法則のこと。引き寄せの法則だとか、自分に自信をもてばうまくいくだとか、GRITが大事だとか…

それって何か根拠あるの? 科学的根拠に基づいているの?というのが、本書のテーマです。


「成功」という言葉自体が日本では胡散臭いけども、起業して億万長者になるとかだけじゃなくて、仕事でうまくやるとか人生を良くするとか、それくらいの普遍性をもった本なのでご安心を!

 

で、具体的にどういう“迷信”について検討しているのかというと

 

第1章  成功するにはエリートコースを目指すべき?
第2章  「いい人」は成功できない?
第3章  勝者は決して諦めず、切り替えの早い者は勝てないのか?
第4章  なぜ「ネットワーキング」はうまくいかないのか
第5章  「できる」と自信を持つのには効果がある?
第6章  仕事バカ…それとも、ワークライフバランス

 

こんな内容です。うーん、聞いたことあるある〜って感じですよね。日本のニュース記事でもよくあーでもないこーでもないと議論されていて、結局どっちやねん!状態に陥っている話ばかり。
要するに、今までは「誰々がこうだった」「自分はこうだ」みたいな経験則ばかりで、誰も明確に根拠を挙げてこなかった、ということ。それをEric氏がまとめてやってくれた、という本です。まとめサイト読むより断然効率的ですよ。

しかも、ユーモアたっぷりで面白いからサクサク読める!

 

個人的には、「あーよかった」と安心したのが大きかった。成功法則とはいっても、一般的な倫理観とか道徳観からすごーく乖離してるってことはないんだな、と。これからは「バランスのとれた人」がうまくやっていけるんだろうなーと感じた。

 

今年は、色んな人たちがいる中で自分はどうするんだ、ってのをたくさん考えた年でした。

そしたら、周りを気にせず直感に従って決めたことには、自然と責任ももてるし前向きになれるんだってことがよく分かった。

 

チャレンジするかどうか悩んでる人は、2018年の読書初めに本書いかがでしょうか!

聖☆おにいさん(中村光、2012〜)

聖☆おにいさん(1) (モーニングコミックス)


久々投稿!と思いきやまた漫画。

いえいえ、このあと(久々に読んだ)普通の本のレビューもちゃんと書きます…

 

ブッダとイエスが下界に降りてきてバカンスを楽しむ様子を描いた漫画です。

 

「意外に、仏教とキリスト教の良い導入になるよ」と友に薦められて読んでみました。

うん、たしかに、完全にポップな漫画だけど、随所に仏教ネタやキリスト教ネタが織り交ぜられていて、ちょっとWikiでエピソードを調べたりなんかして、良い導入になった!

面白いしほのぼのしてるし、それでいて勉強になるなんて、良い作品です。

 

今年は例年以上に漫画を読んでみた。

今まで周りの人に薦められても後回しにしていたし、今も結構な割合で後回しにしているんだけど(笑)、少しでも興味を持ったら1巻くらい読んでみるというスタンスがちょうどいいと気付けました。

 

今年最後に4巻読んで、ほのぼの年を越そうかな♪