ミニマリストの読書生活

ミニマリストを目指すアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

綾辻行人の館シリーズ第2作目「水車館の殺人」には、あの人が再登場!


f:id:ailovehide219:20180921220920j:image

hontoで買う

Kindleで買う

 

秋雨前線が活発になり、だいぶ秋らしくなってまいりました。いちばん好きな季節到来!

 

読書の秋だし…というわけでもなく、仕事の疲れを癒すため、いつものように丸善へぶらり。紙の本ならやっぱりミステリーでしょ、とズラーッと並ぶ文庫を物色。
そしてやっぱり、ミステリーと言えば綾辻さんの館シリーズ!ですよね!

 

作品概要

水車館の殺人<新装改訂版>(講談社文庫、2008)
※1988年発行の同名作品を修正したもの

 

人里離れた場所に建てられた「水車館」。奇妙な白い仮面をつけた車椅子の当主・藤沼紀一は、他人との関わりを避けるように、一回り以上歳の離れた美しい幼妻・由里絵と館にこもって生活している。そんな館を他人が訪れるのは、紀一の父である幻想画家・藤沼一成の作品を目当てに、年に一度4人の男たちが泊まりに来るときだけ。
1985年、4人の男たちが泊まりに来たその日、館で惨劇が起こる。多くの謎を残しながらも、事件はいちおうの決着を見せた。しかし翌年、恐怖の影が再び館を覆い始め―

 

作者概要

綾辻行人(あやつじ ゆきと、1960/12/23~ )
十角館の殺人(1987)、時計館の殺人(1992)、暗黒館の殺人(2005)、Another(2010)など。

 

1979年、京都大学に入学、推理小説研究会に所属した。この研究会には、のちに作家となる我孫子武丸法月綸太郎も所属している。
京都大学大学院教育学研究科に進学後、’87年には在学中に「十角館の殺人」で鮮烈デビュー。「新本格ミステリ」とよばれるジャンルの第一人者となった。’92年に「時計館の殺人」で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。
叙述トリックやどんでん返しが得意。ホラー小説「Another」は、アニメ化や実写化もされている。

 

またも”中村青司”作の館で起こる惨劇。島田潔の再登場に歓喜

前情報ゼロで読み始めた本作。
館シリーズ1作目の「十角館の殺人」を読んだもの7年前ということで(歳とったなぁ…)、つながりがあるとは予測してなかったんだけども…

 

「中村青司」、「島田潔」という名前にわたしの記憶細胞がピピっと活性化。
聞いたことあるような…いや絶対に聞いたことあるこの名前…十角館に出てきたよね!!と思い出し、一気にテンションが上がった。シリーズものには決まった探偵役が必要ですよねぇ。

水車館を読むなら、その前に十角館を読んだ方が、断然おもしろいと思う。

 

館シリーズの醍醐味であるトリックは、というと。

 

前作は推理せずに読み進めたんだけど、今回は自分でトリックを暴いてみようとチャレンジ。
王道の展開で、「ふふん、これは間違いなくこういうトリックだわ」と途中まではクリア。しかし最後の一手が決まらない…

 

結局、「そうきたかー!」と膝を打つことになったのでした。負けました。

館シリーズなんだってことを忘れちゃダメ、絶対。

 


怪しい館で起こる奇怪な事件と、どんでん返しの謎解き。ぜひお試しあれ~。

 

★他の綾辻行人に関連する記事★

AnotherエピソードS(2013)
Another上巻(2009)
Another下巻(2009)
十角館の殺人(1987)

瀬戸内寂聴の出家前の作品「夏の終り」映画の感想

夏の終り [Blu-ray]

 

Amazon Prime Videoで見る

Huluで見る

 

金曜日に休みをとり4連休!満喫するぞ!と思っていたら、最終日に微妙な体調不良に襲われた。寝込むほどではないけど、外出を楽しむ力は出ない。ショーック。

仕方ないから映画でも観るか、とHuluをチェックしたら、やたら艶っぽい表情の満島ひかりが目に留まった。
あぁこの映画、公開当初にちょっと気になってたやつだ。と思い出し、題名も今にぴったりだから、という理由でこれを観ることにした。

 

作品概要

「夏の終り」(2013)
原作:夏の終り(瀬戸内寂聴、1963)
瀬戸内寂聴が出家前に発表した同名小説の2度目の映画化。寂聴自身の経験がもとになっている。

 

主人公の相澤知子(満島ひかり)は、スランプに悩む年上の作家・小杉慎吾(小林薫)との関係を長年続けている。慎吾には妻子があり、家族の住む家と知子の家とを半々で行き来しているが、知子も妻もそれを了承している。
ある日、昔の恋人・木下涼太(綾野剛)が知子を訪ねてくる。かつて知子は、夫と子を捨て、涼太と駆け落ちしたのだった。慎吾との生活に少しの寂しさを感じた知子は、再び涼太と関係をもち…

 

監督・脚本家概要

・監督:熊切和嘉(1974/9/1~)
鬼畜大宴会(1998)、海炭市叙景(2010)、私の男(2014)など。
「鬼畜大宴会」では、第28回タオルミナ国際映画祭グランプリなどを受賞。「私の男」では、第36回モスクワ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞した。

 

・脚本家:宇治田隆史(1975/2/2~)
アンテナ(2003)、ノン子36歳(家事手伝い)(2008)、海炭市叙景(2010)、私の男(2014)など。
「ノン子~」では、2008年度日本映画ベストテンで1位を獲得。「海炭市叙景」では、第23回東京国際映画祭コンペティション、第12回シネマニラ国際映画祭グランプリなど。「私の男」では、第36回モスクワ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞。

 

顔の筋まで駆使して激情の女・知子を演じる満島ひかり

満島ひかり、いいですねー。
おでこの筋にまで感情が滲み出ていて、感情の強い知子という女性にピッタリだったと思う。涼太とのカフェのシーン、ぜひ知子の表情筋に注目してほしい!

 

瀬戸内寂聴の小説が1963年なので、時代設定としては終戦から20年弱か、それより少し前くらいなのかな。その時代にしては、知子はかなり「自分に正直に生きる」女性だったのではと思う。

 

感情を爆発させる知子には、「本心なんだから仕方ないじゃない!」とか「幸せになりたいんだから仕方ないじゃない!」という本音が見える。良くも悪くも、自分の思いにウソをつけない。

こういう激情型の女性をどう思うかで、この映画の好き嫌いは分かれるかもしれない。
ちなみにわたしは、夫にビンタされた後に地団駄を踏んだのを見て、知子を好きになった(笑)


男性陣もいい味出してるし、映像もキレイで、恋愛映画に苦手意識のあるわたしでもそこそこ楽しめた。


夏の終りにゆるりとどうぞ。

故さくらももこの頭の中を覗けるエッセー&対談集


f:id:ailovehide219:20180913204536j:image

2018年8月15日。

終戦記念日のこの日、さくらももこ氏が天国へ旅立った。

 

悲しすぎるーー!!!

 

代表作「ちびまる子ちゃん」は、「クレヨンしんちゃん」と共にわたしの笑いの基礎を形成した漫画だ。名作「コジコジ」で、わたしのシュール好きは決定的なものになった。

小さい頃からあまり漫画は読まなかったけど、さくらももこは特別だった。何度も読んで何度も笑って、たまにうるっときた。

 

早すぎるよなぁ。もっと作品を出してほしかった。

そして、このエッセーを読んで、彼女が誰よりもまだまだ作品を出したかったんじゃないかな、と思った。

 

作品概要

「ツチケンモモコラーゲン」(集英社、2001)

著者:さくらももこ土屋賢二

 

言わずと知れた人気漫画家さくらももこと、言わずと知れた変人哲学家(お茶の水女子大学名誉教授)土屋賢二

正反対の性格ながら相性バッチリのふたりが織りなす、ゆるシュールの世界を味わえる対談&エッセー集。

 

著者概要

さくらももこ(1965/5/8〜2018/8/15):漫画家、エッセイスト。「ちびまる子ちゃん」、「コジコジ」、「もものかんづめ」、「さるのこしかけ」など。

土屋賢二(1944/11/26〜):

哲学者、エッセイスト、お茶の水女子大学名誉教授。「ツチヤの口車」、「妻と罰」、「ツチヤの貧格」など。

 

正反対の変人の対比により、ふたりのおかしさが鮮やかに浮かび上がる

 

ツチヤ さくらさんは離婚なさって、本当に良かったってみんなの評判ですが(笑)。

ももこ そうですか。そりゃ評判通りです(笑)。

冒頭がコレ。面白くないわけがない(笑)

 

この本を読んで驚いたのが、さくらももこのプロ意識がすごく高いということ(失礼)。それを引き出してるのが、土屋氏のダメっぷりだと思う。そして、土屋氏のダメっぷりを引き出しているのが、さくらももこのズバっと振りである。

 

こうするとさくらももこが真人間のように感じるけど、やっぱり「ちびまる子ちゃん」本人ということで、正当な真人間ではなかった。

常々「自分はこうするんだ」という選択に自信をもっている、という点で、ズバッとだらしなかったり、ズバッとしっかり者だったりする。

 

これに対して、土屋氏は常に「これでいいんだろうか」と思い悩みながらダラダラしているとのこと。これを徹底しているという意味では、土屋氏もズバッとしているんだけど(笑)

 

対談では、単独エッセーでは出てこない著者の一面が出てきて面白い。

さくらももこってこういう人だったんだなぁと思いながら、ちびまる子ちゃんコジコジを読み直すと、また面白そう。(個人的には「永沢君」も名作。)

 

ありがとう、さようなら、さくらももこさん。

 

★他のさくらももこに関する記事★
ちびしかくちゃん(2017)
さるのこしかけ(1992)
もものかんづめ(1991)

 

★他の土屋賢二に関する記事★
われ笑う、ゆえにわれあり(1994)

超おもしろい擬人化アニメ!はたらく細胞は漫画もオススメ!


f:id:ailovehide219:20180911111031j:image

Amazonで買う

hontoで買う

 

やっと涼しくなってきて、俄然元気になってきた。わたしの細胞ちゃんたちが喜んでいるのを感じる!

 

ということで、巷で話題の「はたらく細胞」。すっかりハマってしまった。

 

小さい頃から、「人間といるより動物といるほうが好き。なんなら植物に囲まれて独りでいるほうがマシ」という、生き物大好き!なわたし。小学3年生くらいから、組織や細胞にまで興味の幅が広がった。
高校は国際教養科だったのに、「大学で勉強するなら生物に決まってる!」とまさかの理転。一浪したものの、無事に大学でバイオテクノロジーを学べることになったのでした。

今は電子・通信系の仕事をするという嘆かわしい状況だけど、生き物愛は変わらず。そんなところに出会った「はたらく細胞」。


わたしたち人間ひとりひとりの体ではたらく細胞たちが擬人化されているなんて!最高すぎる!!(鼻息)

 

作品概要

はたらく細胞(2015〜)

舞台はあなたの体の中、登場人物はあなたの体を作っている1つ1つの細胞たち(約37兆個)。
体中に酸素を運んでくれる赤血球のひとり(ドジっこ)と、体に入ってきた細菌をやっつけてくれる好中球のひとり(クールだけど優しい)をメインに、あなたの体の中で日々何が起こっているのかを笑いあり涙ありで描いたマンガ。

 

著者概要

清水茜:1994年生まれ。2014年に第27回少年シリウス新人賞を受賞(受賞作「細胞の話」)。月刊少年シリウスで「はたらく細胞」を連載中。
作品が生まれた経緯は著者のインタビュー記事をどうぞ。
https://natalie.mu/comic/pp/hatarakusaibou
アニメの情報はこちら。
https://hataraku-saibou.com/

 

単純にめちゃくちゃ面白い。そして自分の体を愛さずにはいられなくなる(笑)

これまで、「細胞?何それ、よく分かんなーい」と無関心を決め込まれ、下手すると「細胞とか組織とかに興味あるなんて気持ち悪い」という視線を投げかけられてきました。
しかーし!そんな変人評価をいとも簡単に覆してくれた「はたらく細胞」!

 

「細胞ってこんなに種類あるんだ、面白いなー」
「体ってこんなに頑張ってるんだ、大事にしないと」

 

なんてセリフを聞ける日が来るなんて…感無量…
難しいことは考えず、こんなドラマが今日も自分の体で繰り広げられてるんだ!と感じてもらいたい。

 

オススメは1巻の「インフルエンザ」と、4巻の「出血性ショック」。
特に出血性ショックは、血液の大事さを痛感する大作になっている。

 

こんな人にオススメ

・生き物が好き、興味がある
・知的好奇心が高い
・単純に面白いマンガを読みたい
・生物の勉強に行き詰っている学生さん(笑)

 

のはなしに(伊集院光、2009)


f:id:ailovehide219:20180909120158j:image

伊集院光の面白エッセー集「のはなし」の第2弾。

 

面白い人って、常に面白いことにアンテナを張ってるんだろうなぁ。

ジーンと来たりちょっと悲しくなったりほっこりしたり、それでもどこかに笑いがある。

 

伊集院光、恐るべし。

 

★他の伊集院光に関する記事★

のはなし(2007)

DT(×みうらじゅん、2002)

 

自分のことだけ考える。(堀江貴文、2018)

自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術 (ポプラ新書)

関西やら北海道やら、なんだか災害ばっかりだなぁ。

関東もいつ苦境に陥るか分からないので、やりたいことは今のうちにやっておく。

 

ということで、読書。

 

ホリエモンの思考辞典」って感じなので、最初からぶっ通しで読んでもいいし、目次を見てピンと来たところを読んでもよさそう。

 

第1章 自分のことだけ考える

第2章 炎上される者になれ

第3章 無駄なものにふりまわされない心

第4章 なぜあなたは緊張に負けてしまうのか?

第5章 恥をかいた分だけ成功に近づく

第6章 他者への優しさだけは忘れてはならない

 

やりたいことがあるなら、それを最短で実現するために余計なものは捨てろ!ってこと。

他人の目はもちろん余計だけど、緊張も恥を恐れる心も無駄!というのは、さすがに徹底しているよなぁ。

 

空間の断捨離は一通り済んだし、次は時間の断捨離ですかね。

 

★他の堀江貴文に関連する記事★

多動力(2017)
君はどこにでも行ける(2016)
本音で生きる(2015)
竹中先生、「お金」について本音を話していいですか?(×竹中平蔵、2015)
ゼロ(2013)
お金はいつも正しい(2012)

Frozen Time(Sean Ellis, 2006)

フローズン・タイム [Blu-ray]

Amazon Primeで見る

 

ホラーで検索したら出てきたのに、全然ホラーじゃなかった(笑)

 

監督Sean Ellisの短編"Cashback"(2004)が高評価だったことから長編化されたのが本作。

主人公のベン(Sean Biggerstaff)が失恋の痛手から不眠症になってしまい、時間を止めたり減速したりする能力を手に入れる。という、ちょっと突拍子もない話。

 

登場人物がみんな個性的で、淡々とした中にもユーモアがあって、イギリス映画やっぱり好きだなーと思った。

落ち込んだときに地味に元気づけられるような、良い映画!

 

そして主人公のSean Biggerstaffがとてもステキ。ハリー・ポッターシリーズにも出てるらしい(見たことないから知らなかった)。

今後も楽しみな俳優さんですな。