ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか(中島聡、2016)

なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

これからの人生に大いに役立ちそうな言葉を15年ぶりに思い出しました!

 

前倒し

 

いやはや、こんな言葉がこの世にあること、スッカリ忘れてましたよ。「先延ばし」「ラストスパート」は1日足りとも怠ったことないけど。

 

著者の中島氏は、マイクロソフト本社でビル・ゲイツと共に働き、Windows95Internet Explorerの開発に多大な貢献をした人。要するに、鼻血出るほど優秀な人です。そんな人の時間術だから、さぞかし凄まじいことをしているんだろうな〜…と、遠い目をしながら読み始めた。

 

うん、凄まじいや

 

朝4時に起きるとか、最初の2割でスタートダッシュして残り8割を流すとか…なんかもう聞いてる(読んでる)だけでクラクラする…レベルが違いすぎ…。なんたって、時間術に目覚めたのは小学生時代だという。中島さんが歩み寄ってくれても、「あなたは違う世界の人なのよぉぉ!」と走り去りたくなる。

 

でも、そこを我慢して読み進めてほしい! さすが中島さん、凡人でも出来そうなレベルまでスタートダッシュ時間術を簡易化してくれているのです。なんという優しさ…

 

そんなこんなで無事に本書を読み終えた私は、さっそく「前倒し」なるものにチャレンジしてみた。

帰宅したらまず一休み…をやめて、"どっちにしろやらなきゃいけないこと"をダダダっと済ませる。とっとと片付けをして、とっととお風呂に入る。すると…

 

あれ、早く寝れるじゃん=早く起きれるじゃん

 

こんなに簡単に早起き問題が解決するって、今までの苦労は一体何だったんだろう。

「やる気がしない」という理由で先送りしまくっていた仕事も、1.2倍界王拳くらいでそこそこ片付く。時間が余る。じゃぁこれもやっちゃうか。また時間ができる…

 

どんどん時間が生まれる!快感!

 

ということで、とりあえず前倒しを試してみるだけでも、この本の効力は十分感じられると思う。2割スタートダッシュも徐々に極めていきたい。赤羽さんのメモ書きと中島さんの前倒しで、日々の悩みの9割は解決するんじゃないかしらん。

 

よくよく思い出してみたら、小学生時代は前倒し派だったのである。1年かけて終わらせる予定の計算ドリルと漢字ドリルを1週間で終わらせていた。理由は単純、「嫌なことを先延ばししたくないから」。あの頃の私が今の私を見たら、きっと「時間の無駄だよ、何してんの?」とか言うんだろうな〜。それはあまりに情けない。

 

「自分の時間、ちゃんと楽しんでるよ!」と、子どもに胸を張って言えるように生きたいですね。

1分書くだけ 世界一シンプルなこころの整理法(赤羽雄二、2015)

1分書くだけ 世界一シンプルな心の整理法 (朝日新聞出版)

モヤモヤ、モヤモヤ、モヤモヤ

 

言葉にできない感情が渦巻く。でも言葉にできないからどうにもできない。

言語能力の高い人なら、日記なんかに吐き出せるかもしれない。すると今度は、ボロっと吐き出されただけの悩みや怒りを見て、新たなモヤモヤが湧き出てくる。

 

止まらないモヤモヤ。一生付き合わないといけないのかしらん…

 

てな感じで、ウダウダ悩みがちな人必読!悩みはしないけど建設的な思考が苦手、という人も必読!つまり、たぶん9割の日本人必読!

 

この本は、赤羽さんのベストセラー「0秒思考」をベースに、人間関係などの精神的モヤモヤを解消する場合を具体的に説明している。仕事の進め方より人間関係でモヤモヤしがちという人は、この本でいいかもしれない。

 

実を言うと、親本は未読なのでどんな本か分かりません。1分メモ書きの基本的なやり方は、赤羽さんのワークショップでご本人から教えていただいたもので。テヘッ。

 

かと言って、教えてもらわないと出来ない!みたいな、よくある難しいフレームワークとは全然違う。メモ書きはいつでもどこでも出来て、時間がかからない。だから続く。そして本当に思考がスッキリしてくる。

今まで色んな方法を試してきたけど、飽きっぽい人間の極みのような私には2日が限界だった。やってる間にあーでもないこーでもないと色んな考えが浮かんでしまい、“なんだか果てしない”気がしてやめる、の繰り返しだった。メモ書きの良いところは、1分間という制限があるから、思考停止してる暇すらないというところだと思う。極めてシンプルだけど、極めて合理的なフレームワーク

 

ワークショップでも「何をタイトルにすればいいか分からない」という質問が出ていたけど、そういう人は本に出てくるタイトルをパクってみればいいと思う。慣れれば勝手に思い浮かぶようになるはず。

 

実際の赤羽さんは気さくな方で、メールもきちんと返してくださった。モヤモヤがないせいなのか、今まで出会った大人の中でも1位、2位を争うレベルの「余裕」を感じた。モヤモヤを処理できるようになったら少しは近付けるかも…?!

 

 

脳が冴える15の習慣(築山節、2010)

脳が冴える15の習慣 ―記憶・集中・思考力を高める 生活人新書

 

午前7時、わたしのNexus6ちゃんがけたたましいアラーム音を鳴らす。なんとか目を開けると、カーテンの隙間から朝日が差し込んでいる。体はそれほどだるくない。でも、わたしの脳は完全に二度寝に入ろうとしている。脳が二度寝に入ると決めたのなら、わたしはそれに抗えない。なぜならそう決めたのは他でもなくわたしの脳だからだ。では「抗えない」と感じているこのわたしは何者なんだろうか。わたしの脳によって支配されている別のわたしが脳の中にいるというのか…

 

つまり、起きられない、と言いたいだけです。くどくてすみません。

 

先月から、「脳のパフォーマンスを上げるにはどうしたらいいんだ問題」に本格的に取り組んでいる。脳、脳…とアンテナを張っていたら苫米地英人さんの著作に行き着いたりして、ちょっと違う方向に向かっちゃいまして。苫米地さん、めちゃくちゃ切れ者だし本はすごく有用なんだけど、雑念やら既成概念やらを捨てる以前に、

 

わたしの脳って物理的に状態が良くないですよね?

 

ということに気付いた。ほぼ1日中眠いし、集中も15分くらいで切れるし、人と話していてもキレがない感じがするんである。要するに、脳ミソが働いてない。そのせいで判断力が落ちるし、頭の中がゴチャゴチャしてイライラするんだ…!と気付いたのです。

 

脳自体を元気にする方法はないのかしらん、ということで、この本に行き着いた。

 

著者の築山さんは脳神経外科医で、脳疾患後の脳機能回復を図る「高次脳機能外来」を設立した方らしい。臨床医として実際に患者さんを治療してるんだから、信頼性はかなり高いでしょ!と期待して読み始めた。

 

いやはや、とっても分かりやすい。とっても取り組みやすい。しかも、築山先生に診断してもらっているような、頑張って良くしていきましょうねと励まされているような気分になる。はい、頑張りますぅぅ(何)

 

薄々勘付いてはいたものの、やっぱり1つ目の習慣からできていなかった。生活のリズムを整えること

 

何も強制されていない環境に置かれると、人間はいつの間にか、脳のより原始的な機能である感情系の要求に従って動くようになってしまいます。

(習慣1より引用)

 

はい、まさしく「感情に振り回される人間」に片足を突っ込んでおります。そりゃ何も続かないわけだわ…。基本中の基本ができていないんだから、1Kmも走れないのにフルマラソンに出ようとしてたのと同じね。

 

まずは習慣1から地道に取り組もうと思う。朝と夜のルーチンも早速決めてみた。1度しかない人生、クリアな思考で楽しめますように!

さむけ(祥伝社、2016)


有隣堂限定復刊!5/1(日)発売 祥伝社文庫 ホラー・アンソロジー『さむけ』 | 新着 | 有隣堂

 

夜中26時。しんとした部屋の中で、私は静かに本を閉じた。

 

「さむけ」

 

最近どうもイマジネーションが足りない、小説を読まねば!ということで、近所の有隣堂をウロウロしてたら見つけた。

 

今夏はホラー要素ゼロで過ぎ去ってしまったから、せめて夏の終わりに「さむけ」でも味わってみるか。とはいえ、私のさむけ閾値はかなり高い。有隣堂と私、どっちが勝つかな…(何の勝負)

 

ハンデをあげようということで、夜中に読み始めてあげた。

 

それなのに、全体的にあまり怖くなかった。読み終わった直後に電気を消してぐっすり眠れるレベルだった。私の完勝である。

 

井上雅彦京極夏彦、倉坂鬼一郎、高橋克彦多島斗志之、釣巻礼公、新津きよみ、山田宗樹夢枕獏

 

ゾクッとしたのは京極夏彦だけかなぁ。これはもう本気で厭な気分になった。 短編でここまで人を不快にさせられるなんて、どんな天才なんだこの人…

 

あとは展開が読めるか意味不明かのどちらかだった。一気に9人の作家のテイストが分かるから、自分の好みのホラー作家を探したい人にはちょうどいいと思う。

図解 地政学入門(髙橋洋一、2015)

 

世界のニュースがわかる! 図解地政学入門

テレビでニュースを見る。南シナ海やISISのニュースを見る。うーん、なるほど、これはひどいと呟く。

 

ぶっちゃけ、よく分かってないけど。

 

今現在どこで何が起こってるのかは把握できても、どうしてこんなことになっちゃったの?が分からない。なぜって? 学生時代、社会科の授業で寝てたからだよ。

若い頃は視野が狭くて、視野が広いような気になってても実際は「自分に直接影響しそうなところ」までしか関心が及んでいなかった。アメリカに行きたいと思っていたからアメリカに興味はあったけど、中国やロシアには興味なかった。アメリカだって音楽や映画くらいなもんで、政治や経済には興味なかった。歴史や地理は完全に無関係だと思っていた。

 

こんなわたしが政治経済、歴史や地政学にまで興味を持ち始めたのは、やっぱり視野というか世界観が大きくなったからだと思う。ひとつのニュースを多角的に見られる人、その背後に何があるのかを想像できる人と話していると、例えば英国のEU離脱や米国の大統領選挙にも興味が湧いてくる。自分に関係あるということに気付いたからだ。

 

細かい問題を理解するには予備知識が少なすぎるんで、とりあえず大局を捉えよう!ということで、地政学

 

この本を読んだだけで、「コロンビア内戦の終戦に対して、オバマ大統領が歓迎のコメントを出すのは何故だろう」の答えが分かるようになる。すごいよ~!教科書じゃなくてこういう本読んでればよかったんだよ(´・ω・`)

 

やっぱり第一次、第二次世界大戦が世界に与えた影響は大きかった。でも、どの戦争も動機は大して変わらない。いろいろこんがらがって複雑に見えるけど、基本は変わらない。

他者への理解と尊重と寛容。世界平和はこれに尽きると思うけど、いつか実現するのかな?

 

 

LIFE PACKING 2.1(高城剛、2016)

LIFE PACKING2.1―未来を生きるためのモノと知恵―

気温がグングン上がって溶けそうな日々が続いていますが、みなさんお元気ですか?

わたしは、そろそろ今借りてる部屋の更新時期ということで、俄然テンションが上がってます。なぜって?

 

もっとコンパクトな部屋に引越す絶好の機会だから…!ふふふふふ!

 

え、頭おかしいんじゃないかって?

そんなことは断じてありません。何かを極めようと突き進んでいるとき、そしてレベルアップの予感がしたとき、ニヤニヤが止まらなくなるのは人間の性でしょう?

引越しを機に、本格的に洋服の制服化をしようか検討中なわけです。あ~やばい、想像しただけでニヤニヤしちゃう。

 

ということで、ミニマリストの極みとも言える高城剛さんの新刊です。前作より変態っぷりに磨きがかかっています。もはや雲の上の存在…

 

だって、「ちょっとした海外旅行なら手ぶら」らしいよ。

ジョギング用のウエストバッグと、紙袋に入れたドローン。

 

手荷物検査場での姿を思い浮かべると超シュール。絶対ガン見しちゃうわ。

 

長期間の海外旅行でも、大きいバックパックやキャリーバッグは使わず、吉田カバンの10Lリュック。わたしなんて、1週間程度の海外旅行用に30Lのバックパック買おうとしてたのに…このレベルの違い…!

わたしも将来的にはホテル暮らしを目指しているから、早いうちから基準値高めで断捨離を終わらせなければ。まだまだ道は長いな…

 

前作よりも高城さんの「好きなもの」に絞り込んだ感が強くて、ここまで自分の価値観がはっきりしてると生きてて楽だろうなぁと感じた。

専門的すぎて意味プーなガジェットやドローンの中でも、SONYJust ear ソニーエンジニアリングによるカスタムイヤホンはめちゃくちゃ欲しい!

 

今回も色々と参考にさせていただきます(^^)

 

 

人生がときめく片づけの魔法(近藤麻理恵、2012)

人生がときめく片づけの魔法

遂に来ました。遂に、遂に、なんとぉ!

 

Kindle Unlimited!!!

 

 月額980円でKindle本読み放題というアレです、アレ!

まぁ読みたい本が全部そろってるってわけじゃないけど、「駅チカの図書館に行くのすら面倒だし、重い本は持ち歩きたくないし、買うほどじゃなかったなって本がKindleライブラリに残ってるのもちょっと…でも本は読みたいんだよね」というワガママさんには最高のサービス! ミニマリスト的にもベスト!

 

ということで、サービス開始日に登録して早速おためし。本屋に行くたびにパラっとめくっては「ぐぬぬ、買うか買わぬか…」と悩んでいたこの本です。

 

こんまりさんの「片づけの魔法」

 

王道すぎる…!という謎の理由で迂回しまくってたけど、海外にまで影響力が及ぶだけあって、なかなか凄い本だった。

何が凄いって、こんまりさんの「片づけへの想い」が凄い…こんな人生かけて片づけしてる人だったとは。何の分野にしても、極めてる人の放つエネルギーは強烈激烈ですね。

 

捨てられない理由は「過去に対する執着」と「未来に対する不安」のふたつだけ

 

この文章には痺れたな〜。

ミニマリストへの道を進んでると、「今の自分」を真剣に見つめないと何が必要なのか判断できないということに気付く。過去に縛られるのは本当に無意味だし、まだ見ぬ未来を漠然と心配するのも愚か。

過去のモノ、未来のモノを手放すかどうかの判断を繰り返してるうちに、人間関係やら行動やらも断捨離できるようになる。

 

いやほんと、「片づける」ってめちゃくちゃ奥が深い。こんまりさん、もはや哲学者の域でした(笑)