ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

桜井進 「面白くて眠れなくなる数学」

面白くて眠れなくなる数学

面白くて眠れなくなる数学

貴志氏の小説と一緒に買った本。数学苦手な理系女子としては、かなり心惹かれる題名だったので。

桜井進:1968年生まれ。東京工業大学理学部数学科卒業、同大学大学院卒業。在学中から大手予備校で数学や物理を教えていた。2000年、日本で初のサイエンス・ナビゲーターとして活動を始める。

多くの人が苦手意識をもつ「数学」という学問の面白さや素晴らしさを伝える活動をしている人らしく、この本もそういう趣旨で書かれている。数学の公式や定理ももちろん登場するが、そういうものを説明する本ではない。偉大な数学者の逸話やおつりの計算の仕方など、とっつきやすい話を浅く広くしている。

「微妙なラインの本だなぁ」という印象をもった。要するに、数学嫌いな人には重すぎるし、数学好きな人には軽すぎるってこと。

少なくとも数学にある程度興味がある人じゃないと、というより、ある程度数学の知識がある人じゃないと、読み切る前に飽きるんじゃないかと思う。そうとは言っても、数学をある程度知っていると、最初のほうは物足りないんじゃないかとも思う。後半は数学らしい話(実数や無限大など)も出てくるから面白かったけどね。

あとは、広く浅く話題を展開しているせいか全体的に唐突な感じがした。話に繋がりがないと、ちょっと読みづらいんだよね。接続詞も少ないから、余計にそう感じたのかも。

散々言ったけど、私みたいに「数学苦手だけど、もうちょっと色々知りたい」っていう中途半端な人間には良いと思う。
あんな公式もあるよ、こんな定理もあるよ、こんな学者がいるよ、こんなとこにも数学使われてるんだよってたくさん示してくれるから、どこから学ぼうかって手がかりがたくさん得られる。

傍から見たら変態としか思えない学者の名言集もツボ。