ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

誉田哲也 「シンメトリー」

シンメトリー (光文社文庫)

シンメトリー (光文社文庫)

こんばんは。週始めから情緒不安定な私。原因はハッキリしてる。

「姫川玲子」シリーズなぞ読んでいるから!

そう、「ストロベリーナイト」で有名な姫川玲子。実は今まで原作読んだことなかった。竹内結子主演のドラマで「面白いな」と思ったのが始まり。バイトに遅刻すると分かっていながら再放送みてたんだから、もともと私の好きなタイプだったんだと思う。

文体がいつもより短文傾向になってるなぁ。それくらい私はハマったものの影響を受けやすい。Criminal Mindsにハマっていた時ほど飲み込まれてはないけど(あの時期は毎晩悪夢みてたもんな)、それでも仕事に身が入ってないのは事実。

本作は「ストロベリーナイト」「ソウルケイジ」に続く、姫川玲子シリーズ第3弾。これを初めて読んで、今「ソウルケイジ」読んでるってことは、完全に逆走してるってことだ。まぁ仕方ない。

収録作品は、東京/過ぎた正義/右では殴らない/シンメトリー/左だけ見た場合/悪しき実/手紙の短編7作。
ドラマの印象から「ちょいグロスタイリッシュ系」だと思ってたんだけど、意外にも人情味が溢れていた。もちろん感動系だったわけではない(感動系に乗れないタチ)。「いろんな人間がいる」という現実味があるってこと。

全体的に文章が短く、あまり癖もなくシンプルで、テンポが良い。題材となる事件も重すぎず軽すぎずで、エンターテイメント作品としてサラっとのめり込める(?)。背景描写と心理描写の混じり具合が良いんだと思う。
会話文が完全に口語体なので、嫌いな人は嫌いかもしれない。ただ、井岡みたいな喋り方の人間もいれば、日下みたいな固い喋り方の登場人物もいるから、全体的にバランスはとれていると思う。


なんだか支離滅裂になっちゃったけど、「ソウルケイジ」と比較するとだいぶ柔らかい作品が集まってるんで読みやすい。ドラマでやった作品もあるので、私みたいに「ドラマから」派の人もすんなり入れるはず。