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ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

岡嶋二人 「ダブル・プロット」

ダブル・プロット (講談社文庫)

ダブル・プロット (講談社文庫)

社会人になってからあまりに太ったんで、ついにジムに通い始めた。大好きだった高校の部活の練習でさえ手を抜いてた私が、意外と真面目に取り組んでいる。自分で必要だと思ったことを自分のペースでやるってのが、自分の中でいちばん大事らしい。要するに、わがままですね。。。

1Q84との長い闘いを終え、ゆるーい気持ちで岡嶋二人を読み始めた。二人のうちの一人・井上夢人氏が解説の冒頭で断っているとおり、この文庫は、1989年に刊行された「記憶された殺人」に3編の未収録作品を加えた短編集。ぬるっと読める作品。

記録された殺人/こっちむいてエンジェル/眠ってサヨナラ/バッドチューニング
遅れて来た年賀状/迷い道/密室の抜け穴/アウト・フォーカス/ダブル・プロット

全体的に派手さはなく、なんとなく先も読めて特に大きな驚きもない。そこらへんに転がってそうな、有り得そうな事件(不謹慎かな、すみません)なんだけど、当事者から詳しく聞いたら意外に変わった事件だった。みたいな、そんな話が多い。
例えばどこかの鬼畜が引き起こした凄惨な事件だったら、ニュースでいくらでも取り上げるけど、世の中で起こってる大半の事件は当事者と警察しか知らないんだろうと思う。それでもひとつとして同じ事件はない。人間の悪意やら憎悪ほど個性的なものってあるんだろうか。

それにしても、「99%の殺人」「クラインの壺」とは全然雰囲気が違ってびっくりした。長編と短編の違いかなぁ。