ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

天野節子 「彷徨い人」

彷徨い人

彷徨い人

 

久々にじっくり読書した。最近は家に仕事を持ち込んでたけど、やっぱり良くない。土日はリフレッシュに使わないとね。

あと、ギター関係や日常のことを書いてた、1年に数回しか更新してなかったブログを統合した。日常についての話は、くだらないから徐々に削除しようと思うww

 

今回読んだのは、天野節子の最新作(といっても、2012年9月発売だけど)。この人の作品だと、以前「氷の華」を読んだことがある。凄いトリックが出てきて驚いた!ってことはなく、展開もまぁ大体読めるんだけど、登場人物の心理というか、女のめんどくささや強かさ、意地を描くのが巧いという印象だった。今回も同じ印象。

 
折原宗太は、認知症の母・幸子の見舞いに週2回訪れる母親想いの営業マン。ある日、妻・淳子の妹である葉子が、女友達3人と日光に旅行に行った帰りに行方不明になる。手がかりは何もなく、淳子・葉子の夫・女友達の千里の3人は捜索願を出しに行く―

ひとりの女性の失踪から、徐々に周りの人間に話が広がっていく。伏線の張り方がわかりやすく、ミステリー慣れしてる人は中盤で真相が分かると思う。となると、登場人物の心理描写や警察と犯人との心理戦でクライマックスにもっていくことになるんだけど、個人的にはあまり盛り上がらないで終わった。女に共感できるかどうかが肝なんだと思うけど、女はどうも不得手なもんで・・・女の作家をあまり好きになれないのは共感できないからか・・・(苦笑)

天野作品は「氷の華」も「目線」もドラマ化されているし、他には湊かなえなんかもそうだけど、感情面をドンと表に出すタイプの作品は、映像化には向いてると思う。ただ、小説として楽しむにはちょっと物足りないかな。

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