ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

親切なクムジャさん(박찬욱:2005)

 

 今日は久々に遠出した。と言っても家から1時間くらいかけてIMAXでゼロ・グラビティを観に行っただけ。冬眠から目覚めた熊のような気分だったけど、あまりに素晴らしい映画で一気に70%くらい人間に戻った。そして、夜中に「親切なクムジャさん」を観たことを思い出した。


幼児誘拐・殺人の罪で13年間服役していたクムジャ(이영애)は、刑務所の中では誰にでも優しく、皆の信頼を集める美しい女性である。しかしその親切は、13年前にクムジャの娘を人質にとり彼女に罪を被るように脅迫したペク(최민식)に復讐するための下準備だった。出所した彼女は、服役中に親切にしてあげた仲間たちから恩返しをされながら、計画実行に向けて歩みを進めていくが―

監督のパクチャヌクは、「オールド・ボーイ」で第57回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞している人。2009年も「渇き」で賞をとっているから、かなり評価の高い監督さんみたいですねぇ。
主演のイヨンエは、大ヒットドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」で主役を務めた大人気女優。チャングムはちょっと観たことあるけど、髪型が違いすぎて同一人物だと気付かなかった。というか、こんなシリアスな役も出来るんだなーとちょっとビックリ。

韓国の作品は、ドラマでも映画でも、話が飛躍しすぎてポカーンとしてしまうことが多い。今回も例に漏れず、途中で「いやいや、そりゃ無いでしょう…」と唖然としてしまった。でもまぁ、見た目は同じでも国民性が全く違うし、韓国としてはあの感覚が一般的ってことなのかな。法律も何もあったもんじゃないって感じだけど(苦笑)

ちょっと…と思った部分を抜きにすれば、独特の画面構成?カメラワーク?は面白かったし、何よりイヨンエの演技に凄味があって良かった。怒りに満ちた美しい女ってのは、やっぱり魅力的だわ。
昨年公開されてた同監督の「イノセント・ガーデン」も気になっていたから、近々観てみようかなと思った。