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ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

ソナチネ(北野武:1993)

映画/DVD

 

ソナチネ [DVD]

ソナチネ [DVD]

 

久々にゆっくり休める土日を堪能している。昨日は友人に誕生日プレゼントをもらったりして、生きてりゃ良いこともあるもんだと実感した。そして、世の中には死と隣り合わせの世界に生きる人もいっぱいいるんだよなぁと思いながら、会社の人に勧められたDVDを観た。


村川(北野武)は、「兄弟分の中松組の手助けに行ってほしい」という親分の要望を渋々受け、子分のケン(寺島進)と片桐(大杉漣)を連れて沖縄に向かう。中松組と敵対する阿南組とはすぐに手打ちになるはずだったが、戦争が始まってしまう。嵌められたことに気付いた3人は、中松組の上地(渡辺哲)と良二(勝村政信)と共に、海辺にある良二の実家に逃げ込む。

大筋はアウトレイジと似てるんだけど、舞台が南国なせいもあって全然雰囲気が違う。欲や悪意に塗れた男たちが束の間の平穏を楽しむ姿が、微笑ましくもあり切なくもある。彼らは命を狙われた身であって、死はすぐそこで静かに待っているわけだから。
ソナチネというのは「小さなソナタ」という意味らしい。ソナタは主に3~4楽章から成る室内楽。この映画は急・緩・急がハッキリしているし、あくまで内輪揉めということを考えるとソナチネなのかなぁと、素人ながらに考えたりした。

人間社会で幸せになるという選択肢が無くなってしまったとき、人は死ぬしかないんだろうか、とラストシーンで思った。北野映画は虚無感がすごい。