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ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

愛を読むひと/The Reader(Stephen Daldry:2008)

 

 慣れないことをするのは大事なのかもしれないけど、対処法が分からないぶん回復が遅くて困る。むーんとしながらHulu眺めてたらこの映画を見つけたんで観てみた。

第二次世界大戦後のドイツ。ある日、15歳のミヒャエル(David Kross)は帰宅途中に気分が悪くなったところを、21歳年上の女性ハンナ(Kate Winslet)に助けてもらう。快復したミヒャエルはお礼をしにハンナを訪ね、やがて二人は肉体関係をもつようになる。ベッドで「本を朗読してほしい」というハンナの希望に応え、ミヒャエルは何冊も本を読む。初めての恋に戸惑いながらも全力で愛を注ぐミヒャエルであったが、ある日ハンナは彼の前から忽然と姿を消してしまう―

この映画の原作は、1995年に発表されたBernhard Schlinkの"Der Vorleser
"(朗読者)。今からもう19年前かぁ。日本では2000年に発売されたらしく、私もその年にこの本を購入している。13歳のときか、何を背伸びしてたんだか笑。
自分と大して歳の変わらない少年が30代半ばのおばさんと恋をするっていうことを、13歳の私はたぶんほとんど理解していなかったと思う。でも、この本のもつ美しさと悲しさを気に入って、続けて3、4回読んだ記憶がある。

映画だからかなり簡略化はされているけど、要所をうまく掴んだ構成になってると思う。初めての恋人(?)に浮かれ夢中になる15歳のミヒャエルと、彼女を失ってから同年代の輪に馴染めないまま成長したミヒャエル。次にこの本を読むときは、David Krossが頭に浮かぶんだろうなぁ。

最初から最後まで、愛の形は朗読だった。愛が形をもったせいで、二人は互いに忘れられなかったんじゃないかと思った。また本読み返そうっと。