ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

皇帝フリードリッヒ二世の生涯(塩野七生、2013)

 

皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上

猫が死んでからというもの、いつ死ぬか分からないという思いが漠然と頭を支配している。切羽詰った感じではないけど、何を決断するにしてもスピードが上がっている。別に生き急いでるわけではない笑

ということで、少しでも興味をもったものには、「ほんとに面白いかなぁ」と考えることなく手を出すようになった。
この本は、元週刊プレイボーイ編集長のダンディなおじさま島地勝彦氏が薦めていたもの。島地氏の「乗り移り人生相談」を仕事中に読んでいることは内緒。

著者は、イタリアの古代~近代にかけての作品を数多く出している歴史作家で、イタリア政府から国家功労勲章を授与されるほどの女性。日本史・世界史ともに完全スルーしてきたせいで何の予備知識も無い私でも、かなり楽しんで読めた。フリードリッヒ二世、めちゃくちゃイイ男!

フリードリッヒ二世は、中世イタリアの統一を目指した神聖ローマ帝国の皇帝である。中世?ローマ帝国?何それ?と読み始めは不安を感じたけど、中世ヨーロッパの歴史や地理、キリスト教イスラム教の関係など、細かいところまで説明してくれるので何の問題もなかった。
上巻は、フリードリッヒの出生から43歳までの功績について語っている。イスラム教側との話し合いでエルサレムを奪還したり、中央集権型の法治国家を目指したり、こんな昔にこんな実際的な考えをもつリーダーがいたの?!と驚きっぱなしだった。

フリードリッヒ二世に関することだけでなく、ミラノが反皇帝だとかヴェネチアが合理主義だとか、イタリアについて色々知れるのも面白い。陽気な国という印象しかなかったけど、土地柄が分かると旅行したときに何倍も楽しめそうだと思った。

下巻もさっそく読まなきゃ!