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ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

The Da Vinci Code(Ron Howard, 2006)

ダ・ヴィンチ・コード (1枚組) [DVD]

原作が発表された当時に大流行していた記憶がある。って、2003年ってもう12年も前なのか!うわー歳とったなぁ…
モナリザが表紙だったから「絵画の名作!暗号!ステキ!」とテンション上がって読もうと思ったんだけど、どうやらキリスト教の話らしいという情報を得て断念した。当時の私のキリスト教に関する知識といったら、「イエスキリストは神なのか人間なのか知らんけど偉大らしい」「カトリック教会とかプロテスタントとか宗派が分かれているらしい」という程度で、要するにほとんど何も無かった。一神教を信じる人たちの気持ちが分からないというのもあって、興味も無かった。こんなんでは楽しめないだろうな…と思って、断念したというわけ。

最近フリードリッヒ二世の本を読んでいるおかげで、キリスト教にまつわる話には抵抗がなくなってきている。ということで、まずは映画から。

パリの書店でサイン会をしていた宗教象徴学の教授ロバート・ラングドンTom Hanks)の元に、フランス警察が尋ねてくる。Robertの知人であるルーブル美術館長ソニエール(Jean-Pierre Marielle)が当美術館で殺害され、その遺体がダヴィンチ作のウィトルウィウス的人体図を模して現場に残されており、その象徴の意味について助言が欲しいとのことだった。警部のファーシュ(Jean Reno)と共に現場で検証をしていたロバートであったが、暗号解読官のソフィー(Audrey Tautou)から「ファーシュはあなたを犯人だと決めつけている」と警告を受ける。真相を暴くために逃走したロバートとソフィーは、キリスト教の歴史を揺るがす重大な秘密が事件に関わっていることを突き止める。

肝心の「キリスト教の秘密」というのは、私からすると「どっちでもよくない?」という感じだった。そもそもにして神の存在を信じていないから、この作品の前提が成り立たないっていう(笑) 
この作品で重大な真実とされていることの方が現実的に考えれば自然ですよね、と思う。宗教ものはどうしても俯瞰で見るしかないから、えー!まさかそんなことが!という衝撃が少ないのが残念。

カトリック教徒のロバートに対して、ソフィーは特に神を信じていない人物として描かれている。彼女が「私は人間しか信じない」というシーンがあるけど、人間を信じるかはともかく、現実を直視するのが第一じゃないかと普通に思う。信仰とか教義とか神とか拠り所にするのは勝手だけど、狂信的な人はただの愚か者にしか見えない。フリードリッヒ二世の生涯を読んでいても、やっぱり同じことを感じる。ま、洗脳されて思考停止してるほうが生きるの楽だろうとは思うけど。

宗教的な部分はあまり共感できないんで仕方ないとして、ミステリーとしてはそこそこ面白かった。原作の細かいところバッサリ切ってるだろうな~って感は否めないから、勉強も兼ねて原作も読んでみようと思う。あとは、とりあえず続編も観る!