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ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント(Robert Kiyosaki、2013)

改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:経済的自由があなたのものになる (単行本)

改訂版って何やねん、めっちゃ商魂逞しいな…と思わずにはいられない。でも読んで良かったと思う。「金持ち父さん貧乏父さん」とは著者の熱の入り方が違う。

クワドラントってのは、平たく言うと数学の関数で出てくる4象限みたいなもの。ロバートさんは、キャッシュフローの違いで社会人をEmployee, Self-employed, Business owner, Investorに分類している。
多くの人が属するのがEとS、つまり資産を持たずに負債を抱え込んでいる状態だ。一方、BとIは資産を持ち、経済的自由を手に入れている状態である。

著者は“早く金持ち父さんになって大きな富を築くには”BになってからIに移るのが良いとしている。ただ、EとIにまたがることもできるし、SとIにまたがることもできる。金持ち父さんの定義はあくまで「不労所得>総支出」だからだ。

と、まぁ要点だけ書き出せば、たぶん10ページくらいに収まるんじゃないかと思う。それくらいシンプルな話。だけどこの本、後書き込みで330ページ以上ある(笑) 
正直言って似たような話の繰り返しがめっちゃあるし、理路整然としているわけもなく、「金持ち父さん貧乏父さん」とほぼ同じ部分もあったりする。穿った見方をすれば「ページ数増やして値段上げてんじゃないの…」とも思う。でも、値段はたった2000円程度だ。似た部分を斜め読みするにしても、読む価値があることはたくさん書いてある。

友人のお父さんである「金持ち父さん」を経済的な面でのメンターとしている著者だけど、実父である「貧乏父さん」を軽視しているわけではない。著者がお金についての知識を深めるための教育事業に力を入れているのも、教師として生きた貧乏父さんの影響が大きいことに気付いたかららしい。奥さんのキムと一緒にいちどホームレスになってまで(!?)教育ビジネスを構築したという話は、クワドラントを移るために著者がどのくらいの覚悟を決めたのかを端的に表していると思う。

ということで、ポイント以外の320ページは、私個人の実感でいうと実例が100ページくらい、「クワドラントを移りたいなら本気を出せ!恐れるな!動け!」という熱いメッセージとアドバイスが220ページくらいかな(笑)
でも実際のところ、「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだだけとか、この本のポイントだけ抜いて読むとかだと、この本で紹介されている失敗例にまんまと嵌っていたんじゃないかと思った。テクニックだけではクワドラントは移れない、考え方や人間そのものを変えなきゃいけないんだってのは、まさしくEの私には無い発想だった。

お金持ちになりました系の本は色々出ているけど、あまり手を広げても意味ないから、とりあえずロバキヨさんの教えを頭に入れて、かつ自分の頭で考えて行動していこうと思う。どこまで行けるか分からないけど、それもまた人生。EやSにいる人の苦言には惑わされないぞ!