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ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

モチベーション3.0(Daniel H. Pink, 2010)

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

翻訳自体は好きなのに、仕事だと全くやる気出ないのは何故だろう。社会人になってから今までの4年間、ずーっと抱き続けてきた疑問が解決した。

この本では、時代によって適用されてきた動機付け理論を3つに分けている。モチベーション1.0は、生存を目的とする動機付けを指す。モチベーション2.0は、現代の職場環境の大多数を支配している、外的報酬と罰(アメとムチ)を中心とする動機付けを指す。そしてモチベーション3.0は、自律性・熟達・目的を柱とする21世紀型の動機付けを指す。

基本的には2.0対3.0という構図で、2.0の限界と3.0の可能性が説明されている。学術的な根拠と実際の企業の例がたくさん引き合いに出されていて、主観的すぎず客観的すぎず、程好いテンションだった。ハイコンセプトよりも落ち着いてる印象だった。

30年くらい前に実施された実験で、「ヒトは報酬だけでは満足しない」「報酬を与えることでやる気を削ぐ場合がある」といった、アメとムチの限界を示す結果がすでに示されていたことに衝撃を受けた。
え、今もう21世紀に入って十数年経ちますけど…全然アメとムチから進歩してないんですけど…と、職場のボスに対する不信感が高まる一方。あなた達、経営陣としてちゃんと勉強してます? 年に数回の査定時に「基本給上げたからね」って言っただけで、私のモチベーション維持できると思ってます? ねぇちょっとこの本読みなさいよ…と言ってやりたくなる。

と嘆いたところで、他人を変えるのはほぼ不可能だし、自分で変わった方が早い。自分の仕事に対するモチベーションをどう高めるか、という点でも考えさせられる部分が多かったから、しっかり落とし込んでいこうと思う。巻末にオススメ書籍や本著のまとめが載っているのがありがたい。著者に甘やかされているような気がする(笑)

自分がリーダーの立場になるときには、ぜーったい3.0型のリーダーになる!