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ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

採用基準(伊賀泰代、2012)

読書

採用基準

シルバーウィーク、天気良くて秋らしくて最高ですね!皆さんはどこか遊びに行きましたか?わたしはもちろん旅行に…は行かずに、実家で猫とごろごろしながら、のんびりこの本を読み終えました。

マッキンゼーの採用マネジャーを12年務めた著者が初めて語る」採用基準

全然のんびりした内容じゃない(笑) 今度はマッキンゼーに転職するつもりなのかって?いや、そんな身の程知らずなことは考えてないよ。でもこの本を読んだら、「マッキンゼーで働いてみたいわ~」と思うこと間違いなし!

伊賀さん曰く、面接で見るのは、よく聞く地頭力とか論理的思考力とかではなく、その人の思考プロセスなのだという。そして、マッキンゼーに入った後に最も強く求められるものは、「リーダーシップ」だという。

マッキンゼー的リーダーシップは、グループの誰かひとりがみんなを引っ張っていくという形ではない。グループの全員が同じ目的に向かってバリュー(付加価値)を出し、ポジションをとり(自分の意見を明確にする)、自分の仕事の責任をもつことだ。日本でぼーっとサラリーマンをやっていたら、全く身に付かないスキルですね(笑)
「目的がなければそもそもリーダーは不要」という話は、言われてみれば当然。責任のなすりつけ合いが生じるのは、明確な目標が設定されてないからなんだなぁ。


ここ数日、安保法制に関するどんちゃん騒ぎを色々見ていて、なんかしっくりこないなぁとずっと思っていた。デモで熱狂してる人たちも野党も、なんか変だな…で、この本を読み終わって、考えがまとまった。

他力本願で目的がないからだ。

安保法制を潰すことがほぼ不可能なのは、選挙が終わった時点で分かっていた。というか、選挙が始まる前から安倍総理が本気なのは分かっていた。選挙で投票をした、もしくは投票に行かないと選択したのは私たち一般市民だ。「勝手に決めるな!」と叫ぶ権利は誰にもない。強行採決でもない。
批判ばかりしていた野党は、何かそれらしい対案を出したのか?それを持って与党議員を説得しに行ったのか?与党の説明責任を追求するのに、反対する自分たちの説明責任は放棄するのか?
総理と言えどもひとりの人間を口汚く罵りながら、他人に迷惑をかけてまで騒いだ目的は何だったのか。国民の声を届ける?“安倍”を潰す?そんな漠然としていて逃げ場がいくらでもあるような目的では、アメリカで宣言までした安倍さんが揺らぐはずがない。ここまで騒いでるのに聞く耳を持ってくれない、という発想は幼稚すぎない?

と他人事のように他力本願を責めちゃったけど、自分でも「あ、他力本願になってる」と思うことはしょっちゅうある。ほっとけば誰かやってくれるだろうとか、どうしてこうしてくれないの!きー!となってる時はまさしく他力本願真っ最中だ。
“自分が”どうしたらこうなるんだろう。“自分が”どうすれば、あの人はこう動いてくれるんだろう。こういう思考回路を土台にしてリーダーシップが育つんだと思うし、チーム全員がひとつの目的に向かって自己責任で考え抜く姿勢になれれば、必ず良い結果が導けるんじゃないかと思う。

そんなチームで何か達成できたら楽しいだろうな!ということで、まずは自分でサラリーマン思考から脱却しないとね。