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ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

NEXT WORLD(NHKスペシャル「NEXT WORLD」制作班、2015)

読書

NEXT WORLD―未来を生きるためのハンドブック

年始に放送されたNHKスペシャル番組を本にまとめたもの。すごい未来が来る!ワクワクする!

www.nhk.or.jp

 

本書では「命と身体」「生活とフロンティア」「人工知能と未来予測」という3本立てで、凄まじい勢いで進化するテクノロジーの今を紹介している。

例えば、ナノマシン。薬剤やタンパク質などを運ぶ「カプセル」を血液中に投入すると、患部に向かって進んでいく。患部だけに薬を投与できるので、副作用の危険性を下げることができる。そういう実用的な話はもちろん、ゴッホの耳を作り出した芸術家の話なんかも登場する。技術も凄いけど発想も凄い…(笑)
「命と身体」のセクションを読んでいると、医療はもはや先手を打つことが主流になるんだってことが分かる。遺伝子テクノロジーとビッグデータがあれば、多くの先天性疾患や遺伝病を治療できるようになるだろう。そして、人間の寿命はどんどん延びていく。

そうなると、人間は地球上に留まっていられるのか?という疑問が湧いてくる。それに答えてくれるのが「生活とフロンティア」のセクション!
火星に住むという話が既に現実的なプロジェクトとして動いてることにもビックリしたけど、それよりも驚いたのは様々な都市計画。「ネクスト東京」では、Kohn Pedersen Foxという超大手設計事務所の建築家David Mallot氏が、「東京湾の真ん中に高さ1,600メートルの超高層ビルを建て、その中に住宅やオフィス、商業施設を入れちゃおう!」という構想を語っている。な、何やて…
さらに「グリーンフロート計画」も海上に高層ビルを建てるという計画なんだけど、その建築方法がほんとにビックリ!冗談みたいだけど実現するんだろうなーと思うと、もはやワクワクしかしない!

そして、この本には贅沢なことに、ミチオカク、David Sinclair、Ray Kurzweilのメッセージが入っている。いや、さすがNHKさんですね(笑)
彼らや世界中の研究者、技術者が思い描く未来と、自分の知識の中だけで想像できる未来には、大きな大きな隔たりがあった。そんなまさか…と思うようなことでも、おそらくそう遠くない未来に実現されるだろう。だって、現にわたしたちは今スマートフォンを手に持っているし、3Dプリンタで車を作ることも、万能細胞を作ることもできる。こんな日が来ることを、iPhoneGoogleマップすらなかった10年前のわたしたちは、想像できていただろうか。
テクノロジーの進化が止まらないなら、それを恐れるより楽しんだ方が勝ちだ。これからどんな技術でどう世界が変わっていくのか…そしてわたしはどうしているのか。想像するだけでワクワクが止まらない!