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ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

幸せになる勇気(岸見一郎×古賀史建、2016)

読書

幸せになる勇気

凄い本だった。

圧倒されてしまって1回じゃ理解できなかったんで、1週間かけて読み直していたのです。


前作「嫌われる勇気」を初めて読んだのは2年前。頭をガーンと殴られたような衝撃を受けた。あれからずっと、折を見て読み直しつつ、アドラー哲学を意識しながら生きてきた。

おかげで退屈なルーティーン生活から抜け出せたし、「課題の分離」もある程度できるようになった。アドラーに出会う前と比べると、人間的にも成長できた(はずだ)し、格段に充実している。


だけど、「岸見先生の言う『アドラー哲学』は、こんなもんじゃないだろう」という気持ちがどこかにあった。

課題の分離はたしかに難しいけど、ひとつの手段に過ぎない。「共同体感覚」って分かるようで分からない。「存在していること自体に価値がある」の意味が掴みきれない。色んな要素が、繋がっているようで繋がってない…


そういうモヤモヤをドーン!と解消してくれるのがこの本。前作読んだ人はぜーったい読んだほうがいい!


「共同体感覚を掘り起こす」こと。このことに尽きるんだと理解した瞬間に、今までの理解がめちゃくちゃ表面的だったことに気付く。共同体感覚の意味を捉えて初めて、アドラー哲学の階段を見つけた!と感じた。


あとは、「変わることは死ぬことと同じ」という言葉。「今までの思考回路をとりあえず捨ててみる」ができないのって、「とりあえず死んでみる」と同義だったからなのね^^;

でもまぁ、同じレベルの仲間っぽい人たちと宿屋に留まってるだけじゃ、永遠にレベルは上がらない。外に出ればキングスライムに殺されるかもしれないけど、レベルが上がる可能性を選ぶ方が、やっぱり人生は楽しいわなぁ。


そして青年…前作を上回るウザさ。アドラー哲学の対極にいるとこうなるんだっていうのがよく分かる、天晴な反面教師っぷりでした(笑)