ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

LIFE SHIFT(Lynda Gratton/Andrew Scott, 2016)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略

LIFE SHIFT、やっと読み終わりました。

リンダ本人の講演聞いたしぃと本の方は先延ばしにしてたけど、やっぱり本も読まないとダメね!情報量がパない。

 

あなたはほぼ確実に100年以上生きますよ

 

そう言われたとき、しかもそれが多くの客観的なデータから導き出された結論であるとき、あなたはどう感じるだろうか。

「今でも100歳以上の人なんてたくさんいるじゃん」くらいで、特に何も思わないだろうか。そんなわけないと疑うだろうか。怖くなるだろうか、ワクワクするだろうか。

 

どう感じるにしろ、まずは寿命100年時代がどういうものなのか、今の100歳以上のおじいちゃんおばあちゃんと何が違うのかを、しっかり把握してみた方がいい。まず、私たちは年金をもらえない可能性がかなり高い、とか。従来の3ステージの人生モデルが通用しなくなる、とか。

 

最近ではフレックス制を導入する企業は珍しくなく、週休3日制を採用する企業や副業公認の会社も出始めた。政府でさえ、副業を推進する立場を取り始めた。Daniel Pinkが言うところのフリーランスやミニ起業家も、珍しい存在ではなくなっている。要するに、働き方=生き方の選択肢が大きく広がり、社会は大きな変化の時を迎えている。

 

大半の人は、特に本や新聞を読んだりニュースを見たりしていなくても、そのことに薄々気付いていると思う。今勤めてる会社がこの先何十年も存続すると信じている人は、むしろ少数派だろう。年金制度が崩壊しかかってるのも、格差が広がっているのも、なんとなく知ってる。

それでも、「自分はこのままで大丈夫だ」と思っている。なぜか?

 

現実味をもって想像できないから

 

ではないだろうか。

でもたぶん、コトが現実味を帯び始めたときにはもう手遅れである。気付いたら、本書に登場するジミーの3.0シナリオに足を踏み入れていた…なんてことになる。

 

これからの100年ライフでは、60歳で引退なんていうのは全く現実的じゃないということが分かる。今からそこそこ貯蓄をしたとしても、70歳、80歳まで働くことはほぼ必至だ。

では、老いても若々しく充実した仕事をするには何が重要なんだろう?という話になる。この本では、その重要な要素として、3つの無形資産が挙げられている。

 

この先、「このレールに乗っていれば安心です」という道はなくなるだろう。自分の人生を自分で決めるなんて言うと、「意識高い系」だなんてバカにされたりする。でも、自分で選択できない人こそバカを見る時代はもう来ている。

 

本書では、社会学者Anthony Giddensの言葉が何回か引用されている。

 

自分の人生を自分で決めれば、リスクが避けられない。多様な選択肢に向き合わなくてはならないからだ。このとき個人に求められるのは、必要ならば過去とほぼ決別し、既存の行動パターンが指針にならない新しい行動を検討する覚悟をもつことである。

 

選択をする、選択に責任をもつという訓練をしていない日本人には厳しい時代だけど、今こそ変わる時ってことですね!