ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

全思考(北野武、2007)

全思考

読み終えたくない

 

そう思える本にはなかなか出会えない。そういう本に出会えたときは、えも言われぬ心地よさを感じる。

 

ここ数週間、本当に精神的にゴタゴタして、心身共にかなり消耗した。まぁ、30年も生きていればもうパターンは決まっていまして…いい加減何とかしなさいと自分でも思うんだけど(笑)

オトナは本心を言わないものと分かっていながら、やっぱり本心を教えてほしくなっちゃう。理由は分からないけど、正直であることは私の中でかなり重要なんです。

 

ずーっと北野武の話を聞いていたいなぁと思うのは、なぜか、彼は正直に話していると信じられるから。

 

本だから、格好つけてあることないこと勝手に書けることは分かる。芸能人なんてそもそも虚構の中で生きてるわけだし、たけしほどの大物なら言えないことも死ぬほどあるだろう。

それでも、この人はできるだけ正直に生きているだろうって安心感がある。実際に会ったことも話したことも勿論ないのに、何だこの確信は…!(笑)

 

正直であることは、相手のカードが何なのかに関係なく、自分のカードを晒すことだ。物凄く勇気がいることだけど、勝手といえば勝手かもしれない。

たけしは、自分のカードを晒したままそこに佇んでいるからカッコイイ。私は、私の見せたんだからそっちのも見せてよ、と言ってしまうところがダサすぎる(笑)

 

いやはや、本気のオトナってのは存在するだけでカッコイイんだよなぁ。