ミニマリズムと読書ときどき映画と音楽。

ミニマリスト見習いのアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

もものかんづめ(さくらももこ、2001)

もものかんづめ (集英社文庫)

 まさしく、伝説のエッセイ集!

 

わたしには10歳上の姉がいて「りぼん」を買っていたので、物心ついたときにはすでにさくらももこは身近にあった。

アニメのちびまるこちゃんも嫌いじゃないけど、さくらももこが描いた話とアニメ用に他人が作った話だと、面白さが全く違うんである。でも、幼いわたしはその違いが何から来るのかよく分からなかった。

 

そして、時が過ぎて登場したコジコジ。言わずと知れた、超絶かわいい奇天烈謎生命体である。

少しばかり成長していたわたしは、コジコジを読んですぐさま、さくらももこの天才的な才能がどこにあるのかハッキリ理解した。

 

言葉選びのセンスだ…!

 

そして、その才能はこのエッセイ集で炸裂している。目次を見ただけでうかがい知れるところがすごい。

 

油断していたわたしは、「メルヘン翁」を丸の内のカフェで読んでしまった。洒落乙なOLたちが跋扈するカフェの隅っこで、わたしはブっとコーヒーを吹き出しそうになった。人前で読むのはとっても危険な本である。

 

気分が良くないときにパッと読めるように持ち歩きたい。派手さはないけど、それくらいの威力がある名著である。