ミニマリストの読書生活

ミニマリストを目指すアラサー女。最小化計画の進捗と、本・音楽・映画の感想

故さくらももこの頭の中を覗けるエッセー&対談集


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2018年8月15日。

終戦記念日のこの日、さくらももこ氏が天国へ旅立った。

 

悲しすぎるーー!!!

 

代表作「ちびまる子ちゃん」は、「クレヨンしんちゃん」と共にわたしの笑いの基礎を形成した漫画だ。名作「コジコジ」で、わたしのシュール好きは決定的なものになった。

小さい頃からあまり漫画は読まなかったけど、さくらももこは特別だった。何度も読んで何度も笑って、たまにうるっときた。

 

早すぎるよなぁ。もっと作品を出してほしかった。

そして、このエッセーを読んで、彼女が誰よりもまだまだ作品を出したかったんじゃないかな、と思った。

 

作品概要

「ツチケンモモコラーゲン」(集英社、2001)

著者:さくらももこ土屋賢二

 

言わずと知れた人気漫画家さくらももこと、言わずと知れた変人哲学家(お茶の水女子大学名誉教授)土屋賢二

正反対の性格ながら相性バッチリのふたりが織りなす、ゆるシュールの世界を味わえる対談&エッセー集。

 

著者概要

さくらももこ(1965/5/8〜2018/8/15):漫画家、エッセイスト。「ちびまる子ちゃん」、「コジコジ」、「もものかんづめ」、「さるのこしかけ」など。

土屋賢二(1944/11/26〜):

哲学者、エッセイスト、お茶の水女子大学名誉教授。「ツチヤの口車」、「妻と罰」、「ツチヤの貧格」など。

 

正反対の変人の対比により、ふたりのおかしさが鮮やかに浮かび上がる

 

ツチヤ さくらさんは離婚なさって、本当に良かったってみんなの評判ですが(笑)。

ももこ そうですか。そりゃ評判通りです(笑)。

冒頭がコレ。面白くないわけがない(笑)

 

この本を読んで驚いたのが、さくらももこのプロ意識がすごく高いということ(失礼)。それを引き出してるのが、土屋氏のダメっぷりだと思う。そして、土屋氏のダメっぷりを引き出しているのが、さくらももこのズバっと振りである。

 

こうするとさくらももこが真人間のように感じるけど、やっぱり「ちびまる子ちゃん」本人ということで、正当な真人間ではなかった。

常々「自分はこうするんだ」という選択に自信をもっている、という点で、ズバッとだらしなかったり、ズバッとしっかり者だったりする。

 

これに対して、土屋氏は常に「これでいいんだろうか」と思い悩みながらダラダラしているとのこと。これを徹底しているという意味では、土屋氏もズバッとしているんだけど(笑)

 

対談では、単独エッセーでは出てこない著者の一面が出てきて面白い。

さくらももこってこういう人だったんだなぁと思いながら、ちびまる子ちゃんコジコジを読み直すと、また面白そう。(個人的には「永沢君」も名作。)

 

ありがとう、さようなら、さくらももこさん。

 

★他のさくらももこに関する記事★
ちびしかくちゃん(2017)
さるのこしかけ(1992)
もものかんづめ(1991)

 

★他の土屋賢二に関する記事★
われ笑う、ゆえにわれあり(1994)